ゲームメイカー24 叔父の遺産
土龍が私に話しかけてきた。ビックリしていると、
ヤス、私には困ったおじがいる。眠っていたときに人間にパーツを持っていかれた。と言うのだ。
なぜ私にそんな話をするのか、
話しかけられた私は驚き、佳那汰さんに助けを求める。失礼があったらいけないからだ。
あなたから、叔父の匂いがする。初めて会ったとき懐かしいと感じ驚いたが今は間違いなく土龍の加護を感じる。何かしら関わっていないか?
思い当たるのは、私は恐竜がスキで、化石のパーツを蚤の市で見つけて大事に持っている。それが、眠っていた龍が持っていかれてしまったものだとしたら、大変な事だ。
無いと身体を復元出来ないらしい。それも、あろうことか土龍のようだ。日頃なかなか話をしない土龍が教えてくれた。
珍しいこともあるなと思ったが、一先ず佳那汰さんに家までつれていって貰うことにした。
とんぼ返りであれば、夜には戻って真美子さんと話す機会もあるに違いない。先日の失態を知られてしまってから、恥ずかしくて、話せないのだ。
いまは、それどころじゃないので、一先ず私の持っている恐竜の骨が役に立つなら、と仕度もソコソコに自宅へ向かった。
ここまで
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