刀神(とうしん)完
全てかたがついた。
今まで通り刀剣神社の裏にある祠は、鞘に収まり静かに眠っている刀を守っている。
私のしたことの意味はまだわからない
荒ぶる刀神を1つ納める機会に巡り会えた。幸運だったのだろう
先日、新さんが退院した。師匠も安心するだろう。そして、たまに研師の物部さんが顔を出すようになった。
娘さんは(勝手にお嫁さんだと思っていた)喜んでいる。穏やかな空気に暫し躊躇する
「私はそろそろ、帰ります!何かあれば、呼んで下さい。」
師匠も、新さんも引き留めてくれたが、私にはいま、何も聴こえない。
使命が終わったのだと
私にはそう思えてならない。
刀神(とうしん)完
567の影響もあり、旅行や外出も厳しい中なんとかここまで書きましたが、これ以上は蛇足になりそうなので、一旦終わります。
おもったより、短い作品になり私は残念ですが、少しでも読んで下さった方、本当にありがとうございます。いつかまた、書けたら
オビエル タヌキ
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