ゲームメイカー９　もう一度思いっきりダイブしたい

私はカシワバラ　ヤスト。このゲームを作った人間である。

目の前の女性は、仕事のメインパートナーである。ティンカーベル社の創始者、親族と言っている。

普通に考えたら、経営を安定させて行くためには願ってもない相手になるはず

気ままな１人暮らしも良いことがある。気楽にすごせる、仕事大好き人間が、急に家族大好きに変われるだろうか、

甚だ疑問だ。

彼女は気にしないと言われても、私は気になる。生活力はほぼない。経済力あると言えど趣味は仕事である。

これ程つまらない男もいないだろう。

「私はこんな幼い見かけだし、嫌いな人間じゃなきゃ良いってお爺様には言ってあるの･･･」

自分の事なのにまるで、他人事なのは彼女も一緒だった。

「お爺様には、野望があるの。力のある子供が欲しいのよ。全く本気だから嫌になる」結婚してもいないのに、子供の話とは

「妖精の魔力とその力を使いこなす実力と胆力と行動力のある人間。どういうことかわかる？」

ぼくにわかるわけがない。

難しいのは、妖精の力を継げば胆力ない繊細な人になる。だが人間の血を濃くしていけばいつか、現れるのだろうか？

すべて忘れて思いっきり、ダイブしたい。

ここまで