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ぼくは魔法使いになりたかったが、大魔法使いの見習いやっています。ヤスの逆襲
龍の寝所についてから、ずっと下手な歌を歌い続けるヤスに、身もだえしながら笑い転げる彼方。
土龍は呆れはて、助けてくれと言う彼方を見捨て叔父と話す。
ヒーヒー言ってる滑稽な彼方と冷静なヤス。対比がおもしろい。
叔父がさすがに怪訝な顔をしたので、仕方なく土龍は一言
「真美子に言いますよ」
ピタッと止まった。笑い転げてた彼方も、よだれを拭きながら叔父龍のもとに来た。
「腹イテエ」涙も拭きながら言う。
「そんなにバカみたいに笑うからですよ」小言なのかバカにされたかわからないことを言われ、へこむ。
当のヤスはスッキリした顔で、そのやり取りを眺めていた。罪悪感は無さそうだ。
小一時間、彼方も、叔父龍にしがみついていたが、今日は早めに帰りますよ。
土龍の一言で、帰ることに・・・彼方も、叔父龍もなんだか淋しそうだった。
ここまで
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