ぼくは魔法使いになりたかったが、大魔法使いの見習いやっています。よぉ、久しぶり
全く、懲りないバカなのか?
大事な叔父だと何度も伝えたはず
「よぉ、ひさしぶり」とは何事ですか
龍の賢人に称えられる一人で、自慢の叔父に(ちょっと変わり者だけど)
この男は、他に言葉は無いのですか?
怒って石でもぶつけてやろうと思ったのに
いきなり龍の大きな顔にしがみつき泣き出した。
こんな彼方はハジメテミタ。驚いたのと不覚にも、もらい泣きしてしまった。
不可思議な二人
心は深く繋がっているのが、わかった。
ささ、早く龍臑を返しなさい。
その言葉を聞くか聞かないうちに、叔父は燐光を放ち始めた。
ワシにとって、彼方が龍臑じゃ
鱗はさざめき、活力が戻り始めた。
龍の寝所に臥せっていた者はいない。彼方をそばに座らせ話し込む、時折高らかに笑い鱗を鳴らす本当に幸せそうだった。
ここまで
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