子供の頃に読んだ本の思い出【絵本編】
朝晩、寒くなってきましたね。
寒い時期になると無性に、暖かい部屋で絵本が読みたくなるのですが、私だけでしょうか。
クリスマスには、よくサンタさんから絵本や児童文学を貰っていました。そのせいかもしれません。
12月が近づくと、何だか、サンタさんからプレゼントを貰っていたあの頃のワクワク感を思い出すのです。
我が家の場合は、サンタさんもとい母ですが、母が選んでくれたもののうち、本や音楽などのアートワークは特別印象に残っています。
今でも、自分の価値観や好みにそれが反映されているような気がします。
ということで今日は、私が子供の頃に大好きだった絵本を三作、厳選してみました。
1. 黒ねこのおきゃくさま / ルース・エインズワース 作
凍えていた黒猫が、おいしいご飯や焚き火の暖炉でふわふわになっていくのを想像して、読んでいるうちに幸せな気持ちになりました。
寝る前に暖かい気持ちになりたくて、表紙が外れかけるまで何度も読み返していた記憶があります。
黒猫を助けたおじいさんにもいいことがある、そんなハッピーエンドが好きな方にはおすすめです。
2. こんとあき / 林明子 作
こんがあきの成長を見守っているところ、一緒に電車に乗っておばあちゃんの家に向かうところ、2人で駅弁を食べているところ、お風呂に入って綺麗になるところ…好きなシーンがたくさんある1冊です。
ぬいぐるみが喋ってくれたらなあ、という夢も叶えてくれます。こんもあきも可愛い。
3. てぶくろをかいに / 新美南吉 作
初めて読んだ時は、子供ながらに子狐を見守るような気持ちになって、街で買い物をする狐が心配になってハラハラしました。
『手ぶくろを買いに』は、絵本としても児童文学としてもいくつか出版されているようですが、私はこの表紙のものを持っていました。
淡いタッチのこの絵は、雪面も狐の毛並みもすごく柔らかそうに見えます。
ちなみに、アニメ『カードキャプターさくら』のクリアカード編でも、同作の読み聞かせのシーンがあったのですが、推し(さくらちゃん)と推し(手ぶくろを買いに)の共演で、個人的に胸熱でした。
上の三作は、今でも時々読み返したくなります。
いずれも沢山の方に読み継がれている本だと思うので、読んだことのある方も多いかもしれませんね。
何度も読みたくなる絵本の役割
大人になった今でも、子供の頃に読んだ絵本を読み返したくなる瞬間が何度かありました。
絵本や、児童文学のような子供の頃に触れていた作品に触れると、社会の渦に揉まれて汚れてしまった心を浄化してくれるような気がするのです。
たくさんの文字を読むのに疲れたな、と言う時にも、可愛い絵と読みやすい言葉が頭にすっと入ってきて癒してくれます。
日常に疲れているそこのあなた、自分へのご褒美に絵本を買うのも良いかもしれませんよ。
私もご褒美に何か新しい絵本を買おうかな。日頃からご褒美あげまくりですが。
以上、個人的にお気に入りの絵本3冊でした。
気になったもの、読み返したくなったものがあればお手に取ってみてください。
youtubeにも読み聞かせがあるので、聴きながら眠るのもおすすめです。
寒い時期に、心を暖めていきましょう。