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Pachypodium ambongense の実生苗、購入後にすぐに植え替えたものと植え替えなかったものの3ヶ月後の生育の違い
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左:購入後そのままの用土(水もち長めの用土)の状態で3ヶ月管理していた株
右:購入後に使い慣れた配合の用土(水はけの良い用土)で植え替えて3ヶ月管理していた株
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購入後に使い慣れた配合の用土で植え替えた株
丸々と太り、葉数もかなり増えました。
最初の写真の2株は、昨年の夏終わりというか秋口に同じ店で購入した同じようなサイズだった Pachypodium ambongense の入手後3ヶ月後の姿です。
今まで私は植物購入後には自分が管理しやすい用土に植え替えするのが常だったのですが、今回は生産者さんが使っている用土そのままで管理を続けるのと、自分の栽培環境に合っていると思われる自家配合の用土に植え替えて管理するのとでどれだけ生育の違いが見られるかあらためてテストしてみました。
結果は、見ての通りと言うか予想を上回る生育の違いを見せました。用土というのは栽培環境で適・不適がかなりあるのだなと再確認できた次第です。
ここでの注意していただきたい点は、生産者さんが使っている用土が悪いと言っている訳ではないということです。栽培環境や水やり頻度によって向いている用土は変わってくるということが言いたいのです。
ある人にとってはとても良い結果を出す用土も、環境や栽培手法の違う他者にとっては使いにくい用土になるということがあらためて良くわかりました。今後も植物や自分の栽培環境に合った用土を研究・吟味して使っていこうと思います。