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本の学び


『本屋さんのダイアナ』柚木麻子著
“自立と希望”


この小説から
学んだこと

”自立と希望”


小説に出てくる
物語のテーマだ

とてもシンプルな表現
だけど

ひとりひとりの人間の
心と体
その両方が健やかな状態で
生きていくには
とても大切なテーマだ
と思った


家庭環境は
それぞれ違う

だけど

わたしという
ひとりの人間が

まず
自分軸を構築する
自分の価値観や意見を
大切にする

そして
何かを決めるときは
必ず
自分自身に向き合い
自分で考え
行動に起こす

※心が成長するごとに
自分軸が変わるということも
意識しておく


“自立と希望”とは

自立したうえで

自分にとって
”幸せと感じる生き方”を
想像して
希望を持ち
責任をもって
行動すること

だと
わたしは解釈した


わたしは
この歳でようやく
このことの
大切さを
身をもって痛感し
本から
たくさんの学びを
受けている


幼少期の
人格形成が
全ての問題の原因
ではないだろう
と思う

だけど

子どもの頃から
もっと早い段階で
学んでいたら

もっと早い時期に
心身共に
健やかな幸せに
気づけていたのでは?
と感じている



“なんびとたりとも
わたしを縛ることできない

わたしに命令できるのは
この世界で私ひとりだけ

私だけが私の進むべき道を
しめすことができる”
P340


わたし自身が掲げている
今年のテーマだ

まだまだ
ぶれぶれで
模索中だ

そんな中
下調べなしに
手にした小説が
『本屋さんのダイアナ』
だった

だからこそ
物語の中のメッセージが
わたしの心に
強く突き刺さった


小説の前半は
小学生や中学生の
心の葛藤だったり
悩みが学べる

たしかに
わたしにも
何十年経った今でも
トラウマになって
つい身体が萎縮してしまう
誰かからの
何気ない言葉がある

ちなみに
わたしの夫は
小学校の音読の時間に
「変な読み方」
と笑われたことが
読書が大嫌いになった
きっかけだと
話していた

”できない”のきっかけに
してしまっていたのだ


本の学びは
決して
難しい本から
じゃなくて良い

小説や絵本からでも
想像力を使えば
楽しく学ぶことができる

もしわたしだったら?
どう感じる?
相手の気持ちを
想像することが
できる



後半の学びは

子育てを経験したからこそ
子どもを守る立場である
親目線で
再確認したいテーマかな
と感じた



大学生は
受験から解放されて
自由を手に入れる

周りの目を意識して
無意味な権力争いに
巻き込まれたり

見栄のための
軽率な行動は

やはり
将来後悔するときが
くるだろうな


小説の設定は
とてもとても
日常的な事例として
挙げられている

早い時期に
自分軸が構築できていたなら
周りに流されず
自分を守れることができる
可能性が
高くなるはずだ


どの時期で学ぶべきか?
それぞれの家庭の中で
親子間で考え
情報共有しておくべき課題
だと思った


わたしの個人的な意見は
やはり
身体の機能が違うから
必然的に
代替不可能な役割が
できてしまうので

何事に対しても
完全なる男女平等は
成り立たないと
思っている

身体の特徴で
力の差もある

女の子は
自分の身を守る術(行動)を
身につけるべきだと思う

可能であれば
男の子にも
思春期の女の子の
身体の不調による
心の不調があることも
知って欲しいな

逆に
男の子を経験したことがないので
詳しくはわからないけど
男の子も不安を抱えているだろう


そして
大人だって
全くもって
全然
完璧じゃない

大人だからこその
子どもを導く”責任”
子どもを守る“責任”
大人なんだから
間違っちゃいけない
という
プレッシャーが
付きまとう

成功した人には
更なる”期待”という
プレッシャーが
覆い被さってくる

感覚的なことは
本人にしかわからない

本人自身にも
説明できない感覚がある

心という
とても繊細な
問題なだけに
難しいけど

たとえ
気持ちが
同感できなくても

みんなそれぞれに
不調や不安
という存在がある
ということを
理解することから
はじめるしかないよな


まずは
1番身近な若い世代である
昨年母親になった
愛娘にも
プレゼントしてみようかな

でも
読書が苦手な子だから
読まないかも?だけど



自分のことなのに
理解できない
自分の気持ちや

理解できないことを
発見するヒントが

本から学べる
と思っている


今この瞬間には
全く役に立たないかも?
だけど
知らないより
知っておいた方が良いことが
きっとたくさんある


世の中の困難に
立ち向かうための

自分が傷つかないための
自分を守る術を考えたい

自分と向き合う手段のひとつ
としての
”本の学び”のこと

わたしたちの大切な未来
である
若い世代の方たちにも
届くといいな










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