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靴下は毎日同じ柄がいい

こんにちは!
腎臓内科医をしています。Dr.Bunです。
腎臓を守るための知識やライフハックについて情報発信をしています。
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何故か片方だけ無くなる靴下


皆さんは靴下にこだわりってありますか?
洗濯したあとどうしてますか?
朝靴下を履こうと思ったら、片方の靴下だけ見つからなかったり、なかなか同じ柄の組み合わせが見つからなくていらいらしたりすることはありませんか?

私はあります。
この現象不思議ですよね

何故か片方だけ無くなる靴下問題は人類史上永遠の命題といってもいいでしょう。
しかし、今だ人類はこの問題を解決できていません。

私が思うにこの問題を解決することはおそらく不可能なのです。
そこで思いました。

最初から靴下が無くなる前提で行動すればよい。

靴下は片方だけ無くなるもの、そういう前提の元で動けば解決策はおのずと浮かびあがります。
左右の違いを無くしてしまえばいい。

ということで、実際は私はすべての靴下を全く同じ種類で統一することにしました。

そうしたら、朝靴下を選ぶ手間がなくなったため全くストレスが無くなりました。
これで朝のいらいらと靴下探しに使う時間1-2分は短縮されましたね。

何だ、それだけのことか。
これを読んだ皆さんそう思いましたね・・?

まぁ、もう少しお付き合いください。
こうしたちょっとしたストレスを無くすこと。
これが大事なんですよ。

特に朝の時間は貴重ですからね。
1-2分、ただ靴下を探してイライラするだけの時間が無くなるだけでも、相当なメリットがあると思いませんか?

決断疲れ(dicision fatigue)について

決断疲れという言葉を聞いたことがありますか?
元々は心理学の概念で「意思決定疲労」と呼ばれる現象です。
人は日常生活の中で膨大な数の意思決定を行い、その過程でこの「意思決定疲労」が起こることが知られています。
この概念は心理学の「自制力の強度モデル」に基づいており、人間の処理能力には限界があるとされています。

この「意思決定疲労」が人間の健康状態にどのような影響を及ぼすのかについては、残念ながら一定の見解がありません。
人間の行動心理学はまだ未知のことが多いので、これらの理論をヘルスケアに結び付けることができれば、なかなか面白いことが起きるんじゃないかと思っています。

これまでに医学的に意思決定疲労について論じた文献は多くないのですが、7つの学術データベースから関連文献を検索した、この研究によると医療現場における意思決定疲労は、意思決定プロセス全体での効率低下による選択肢の評価ミス、衝動的または非合理的な選択による後悔感情、安全性へのリスク増加につながるとされています。
ただし、意思決定疲労の臨床応用には実証データが不足しており、多くが理論的仮説に基づくなどの問題があるとされています。

人は一日に3万5000回も小さな決断を繰り返しているという話もあります。
1つ1つの決断は小さなものですが、それが繰り返されることによって「決断疲れ」が生じ、パフォーマンスの低下につながるとされています。

決断疲れを回避せよ


「決断疲れ」を回避するためには様々な方法がありますが、「ルールを決める」というのは最も簡単に実践できる方法の1つかもしれません。

「靴下をすべて同じ柄に統一する」ことは、最も手軽に実践できる決断疲れ回避の方法の1つです。
私は、特に起床から出勤までの短い時間の間に、いかに決断する手間を減らすかが、一日の疲れを軽減させるポイントだと思っています。

起床後の行動のルーティン化



他に私が実際に施行している、朝のルーティン化の一例として

  • 同じ服を何着も用意する

  • 朝食のメニューを統一する

  • 起床したらすぐに洗顔と歯磨きをする

などがあります。

ポイントは行動の順番も決めてしまうことです。
実際私は、起床➡トースト、目玉焼きの準備➡猫のご飯準備➡着替え➡洗顔・歯磨き➡朝食、コーヒー➡ゴミ出しというように毎日決まったことをするのです。
最初は、無駄が生じますが徐々に体が記憶するようになっていきます。
こうしてみると、靴下探しに時間をかけることがいかに無駄がわかりますよね。

もう一つポイントがあります。
それは、眠気が覚めるのを待ってはいけないということです。

どうしても起床直後は眠気でぼーっとしてしまいますよね。
布団の中でスマホでも眺めて眠気が覚めるのを待とうと思ってしまいますよね。
それではダメなんです。

ルーティンが体に染みついていれば行動するうちに勝手に目が覚めるので、眠気が覚めるのを待つよりまず先に活動を始めるのが大事だと思います。

まとめ

たかが靴下、されど靴下です。
こうした小さなイライラを減らして、行動を最適化していくことがよりよい生活習慣の一助になると思います。
それではまた。


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