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就職後、もう一度リハビリについて学ぶとしたら(少し修正しました。)

もう一度初めからやるなら何から始めるか書いてみます。

ちなみに、自分は作業療法士だったので作業療法士の視点で、なおかつ身障分野からの視点で書いてます。
(最初は身障分野、その後は、認知症病棟・デイ、精神病棟を経験してます。)


ベースとなる全体像を学ぶ

まず、何でもいいので、自分が信用できる講習会やセミナーに参加し、全体に使える知識をつけます。そうすることで何らかの分野は自信を持って取り組むことが出来ると思います。
(全体に使える知識⇒疾患別)

巨人の肩に立つといいますが、
見える景色が全然違います。

ある分野でトップレベルでやっている方ほど本質に近いものが見えています。
枝葉の部分でなく、幹の部分を学ぶ事で応用力もつくと思います。

身障系の作業療法の教科書を見ると特に思うことなんですが、
身体的な基本となる部分を省かれて書かれている印象があるので、理解に苦しむ場合が多くあります。

理学療法では、教えられていることでも作業療法では教えられていない・説明されていないこともあるので標準的なPTさんぐらいの知識を得たいです。
(教科書には載せてない、伝えきれてない事もあります。)

すると、ある作業をした時にどのような身体反応が出るのか?
などイメージできることがたくさん出てくるはずです。

身障分野についてだけ書きましたが、他の分野も同じだと思います。
(認知症や精神分野は繋がりが深いのでそこまで理解しにくい教科書はないと思います。アプローチする上で大切な事は何かを考えながら読むと本質的な事が見えてくると思います。)

作業療法特有の分野を学ぶ

個人的には、ベースが出来た後で特有の分野について広げたほうが良いのかなと思います。
(もちろん学生のうちにしっかり学ぶ事が出来てるのが1番良いですが。)

何故かというと、概念的内容が多いからです。
活かす為には幅広い視点も必要とするのですぐ成果を出すというのは難しいと思います。

作業療法が誕生した際の哲学的ベースや初期に大切にされていた事の確認、現在の作業療法の基本概念、作業科学の分野を見る必要があると思います。
(やってて思う事は、哲学分野をがっつり全部やると見渡すまで約10年ぐらいかかりそうです。作業療法士向けの何かあれば良いんですけどね。哲学分野があれば本質的な事が基本概念などにも繋がってきます。哲学分野はどれか1つ見るとしたらプラグマティズム。パース、ジェームズ、ミード、デューイ、クワイン、ローティまでぐらい。各著者のプラグマティズムに関する考えの大枠と作業療法で重要語彙になっている事については押さえたいです。そうするとより理解が深まると思います。)

古典的プラグマティズムの大枠は、古典集成見ると把握できます。
要約もあるので流れが分かりやすいです。
大枠的に言うと、パースが論理学、ジェームズが倫理学、デューイが美学を重視していると言われます。

ミードは、著書集成。
文章量多くて結構難解。
(自分はまだプラグマティズム部分しか読めてない。)

個人的にはジェームズとデューイの補足的な感じと捉えてます。
(ちょうど中間ぐらいの考え方。)

クワイン、ローティはそこまでがっつりは読んでません。
クワインは今の所ホーリズム部分を押さえました。
ローティはプラグマティズムの帰結を読みました。
(これも文章量がかなり多く難解です。)

その後は、古典的プラグマティズムの理論に回帰し、不備を補足する感じらしいです。

膨大になるので業務に関連する部分から徐々に広げて最終的に哲学分野までいけるのが無難です。
(MOHOとかOTIPMとかからですかね。)

ちょっと、大雑把にしか書けなくてすいません。

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