「株式会社APRグループ」の設立とその想いについて
はじめに
こんにちわ。2代目すすきの社長の青木康明と申します。
2013年9月に、株式会社APR TRADINGを設立し、経営者として8年が経ちました。
現在、「すすきの」で「北海道ジンギスカン蝦夷屋」や「プリン本舗すすきの店」を経営し、その他「食材卸売」「食品製造」「物販EC事業」を行い、「タイ王国」でも3店舗ほど飲食店を経営させて頂いております。
その後、タイ王国に設立した現地法人を含め、2社の代表を勤めてきました。
これまで「すすきの」を中心に飲食店を経営する創業者であり父のグループ事業会社として2つの法人の経営を任せて頂き、食材卸売、小売、海外事業、食品製造といった、これまでの自社の屋台骨以外の可能性を模索し、多岐に渡る分野の事業立ち上げに挑戦するという日々でした。
今回、コロナ禍でありますが、
2021年に株式会社APRグループを新たに設立し、本日10月1日より創業者である父と共に代表へ就任させて頂く事になります。
今後、徐々に経営のバトンを引き継いでいきながら、全社一丸となり、これまで長年、築き上げて頂いた土台や信用の上に、「グループ経営」をより一層、強く前へ推進させていきたいと考えております。
少し長くなりますが、お時間ある際にご一読して頂ければ幸いです。
株式会社APRグループ
代表取締役 会長 : 青木 定信
代表取締役 社長 : 青木 康明
以下、APRグループ事業会社一覧↓↓
株式会社エーピーアール
株式会社エークルーズ
株式会社ジャックポット
株式会社黒の50
株式会社APR TRADING
このnoteでは、APRグループが、これから進んでいきたい方向性とその想いに関して、まとめさせて頂きます。
創業
43年前の1978年に、「すすきの」で1軒の焼き鳥屋「一文銭」で創業をしたのが始まりです。
カウンター6席と4名掛けテーブル3つの合計18席(8.5坪)だったそうです。
(1988年/移転3箇所目の創業期「一文銭」の様子)
これまで43年間で新店・リニューアル・移転など含めて70を超える数の出店を行ってきました。
現在は、海外も合わせて、6法人で30店舗を運営しております。
20代が集う居酒屋から、地元企業様の宴会や接待が可能な和食店、ウィスキーBAR、会員制ラウンジ、北海道を満喫するジンギスカン店、焼肉店、ラーメン店、観光やお土産にご利用頂くスイーツ店まで、
「すすきの」に来たお客様が楽しく元気になってお帰り頂けるよう、様々な業態の店舗づくりに挑戦してきました。
今回のコロナ禍による、世界中で100年に一度と言われる最大の危機を機会とし、これから経営のバトンを引き継いでいくタイミングで、改めて、会社の価値観や方向性を言語化する必要性を感じました。
創業者である父や社内の方々の想い、会社の歴史に向き合い、社外の方々のお力を借りながら、バトンを引き継ぐ自分自身は会社の未来をどうしていきたいのか問い続け、それらの想いを一つにする為、新しい理念としてまとめました。
「経営理念」から「創業理念」へ
これまで掲げてきた経営理念がこちらです。
ここには創業時からの大切な部分が詰まっているので、これからは創業理念として大切に社内に残していきたいと考えております。
企業理念
これから時代が変わり続けても、私たちが変わらず大切にしていきたい想いを「フィロソフィー」として置いたブランドコンセプトです。
企業理念:「すすきの」と、ともに。
2020年2月、日本で一番早くからコロナの影響を受けている街「すすきの」。
この街の灯りが消えかけて、初めて感じた想いがある。
この街で創業43年、つながれてきた想いがある。
この街で挑戦し、この街で愛され、この街から成長していける企業へ。
そんな想いの一つ一つが詰まった言葉です。
ミッション
「私たちが、何の為に社会に存在するのかという使命」と定義しました。
ミッション:「すすきの」の愉しいを、未来へつなぐ。
そもそも「すすきの」とは、どんな街だろう。
お客様にとって。我々にとって。自分自身にとって。
そんな自問自答を繰り返す中で、これまで会社が大切にしてきた想いに立ち返りました。
「元気回復工場」
「愉しくなければ、すすきのじゃない。」
「楽しい」ではなく、「愉しい」にしました。
「楽しい」:与えられた事に対して楽しく過ごす
「愉しい」:自分自身で感じ生まれる楽しい状態
ビジョン
「ミッションを果たす上での、未来の目標」と定義しました。
ビジョン:「すすきの」と世界を結ぶ、グローカルカンパニー。
ミッションである「すすきの」の愉しいを、未来へつなぐ上での未来目標です。
「グローバル」:世界的な視野で / 世界中の人々を /
「ローカル」 :「すすきの」から / 「すすきの」で /
この2つの意味を合わせたものをここでは、「グローカル」と定義しました。
「すすきの」をホームタウンにする我々のようなローカル企業でありながらも、
世界的な視野を持ち「グローバル」に挑戦していける企業へなりたいという想いを込めました。
バリュー
「ミッション、ビジョンに近づく為に、どんな価値を提供する事が出来るか」と定義しました。
あくまで一度きりではなく、「また」というのがポイントになっております。
この「場」・「人」・「サービス」・「時間」こそが、我々が提供できる強みであると再認識しました。
どれも大切ですが、中でも最重要で、外せないのが「人」。
これら既に自社が持つ強みを最大限に活かし、これからも更に顧客価値を創造し、提供していきます。
スタイル
「APRグループの一人一人に大切にして欲しい行動指針」と定義してます。
創業者の父が誰よりも体現し、大切にしてきた姿勢や、
会社で活躍してくれている社員たちの特徴を思い出しながら、
私自身も今後こうありたいという部分を合わせて言葉にし、まとめました。
ロゴデザイン
今後、この状況を乗り越え、より一層グループ一丸で「グループ経営」を推進していく上で、新たなロゴとしてリニューアルしました。
このような状況の中でも、どこか気持ちが明るくなるようで、どんな時でも明るく前向きな「APRらしさ」を表現するロゴになったと思います。
ホームページデザイン
これからも強みである「すすきの」ドミナント店舗経営を中心としながら、多様な事業へ挑戦していく、そんな会社の魅力を社内外へ発信できるように、改めてリニューアル致します。
「APRグループ」ホームページは、こちらのリンクよりどうぞ↓↓
https://apr-inc.net/wp
ピラミッド
以上のようにAPRグループとしての理念は、このようなピラミッドで形成されております。
2021年10月1日に共有させて頂き、
これから、日々行われる判断基準の中で浸透させていき、
時間をかけて、社内へ定着させていきたいと考えております。
今後、時流の中で、また内容を見直すこともあるかとは思いますが、
今の激動の中で、グループ全体の意思統一を図る上でも、まとめてみました。
ステートメント
「企業としての社会的役割を明文化したもの」と定義しました。
創業からこれまで、そして、これからを考える上で
企業としての想いや方向性を、一つの文章として、まとめたものです。
これからも一人でも多くの方々へ「ワクワク」を提供し、
そんな想像をしながら、まだ見ぬ未来へ、自分たちも心から「ワクワク」してるから止まらない、どんどん挑戦が生まれていく、そんな組織を目指していきます。
ブランディングチーム
今回のプロジェクトにおいて、大変ご尽力頂いた方々をご紹介します。
ブランディング:株式会社ボランチ (https://vlnt.jp)
Creative Director / Vision Lighter : 松重 宏和
Webディレクション / ロゴアートディレクション :
株式会社Sales Lab(https://sales-lab.jp/company/)
Director : 永見 達郎
コピーライティング:Spade design Co.,Ltd.(http://spade.co.th/company)
Creative Director : 松本 巌
これまで1年近くお付き合い頂き、多大なるお力添えを頂きました。
皆様のお陰で、形にする事ができました。
改めて、本当にありがとうございます。
まとめに
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今回、会社の未来に向き合う中で、感じた想いは、
「飲食店」の数を増やすだけの展開でもなく、「すすきの」出店だけに捉われるのでもなく、それらは強味としてこれからも最大限に活かしながら、
このミッション・ビジョンを達成できるような「ワクワク」する「挑戦」をしていこうということ。
そう考えると、まだまだAPRグループとして、やれることの可能性が大きく広がっていき、私自身も「ワクワク」が止まりません。
勿論、まだ先の見えないコロナ禍では、身の丈に合った「弱者の競争戦略」で、選択と集中をし、この難局を乗り越えていく所存です。
今回このプロジェクトを通して、一番伝えたかったことは、
この組織が『どこへ向かっていき、どういう価値観を大切にし、何を実現したいのか』という旗を立てる事が、
厳しい状況のコロナ禍でも、この会社を選び働いてくれている方々への、
何より大切な私自身の仕事の一つだと思い、取り組んできました。
改めまして、今後とも「すすきの」APRグループをよろしくお願いいたします。
2021年10月1日
株式会社APRグループ
代表取締役社長 青木康明