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勝ち負けよりも大切な戦いが、そこにはある
先週のアメトーーク。
ゲストの一人に小籔千豊さんがいた。
小藪さんて、なんか独特な喋り方するよな。あれかな、首の動きかな?鳥の動きのような、前後に動かしている感じ。
などと考えていたら、ひとり、小藪さんの首の動きを練習していた。わたしは別にものまね芸人でもないのに。
その日はいつも以上に首こりがひどかったので、変に動かしてしまって悪化した。ただ、鏡で見て確認したわけでもないけれど、すごく手応えを感じた。せっかくなので、幼なじみに今度見てもらおうと思った。
「首の動き」と言ったら、ドリカムの吉田美和さんも、歌っているときに首を左右に動かす。そういえば昔、その幼なじみから「吉田美和 首の動き選手権大会」をふっかけられたことがあった。
「この前、旦那と一緒に競争しててんけど、私の方が絶対上手くてさ〜」と言いながら満を持して披露してきたそれは、そこまでうまいとは言えなかった。
「旦那と何してるん!笑」っとツッコミたかったが、それよりも、このレベルで堂々披露してきたことの方が癪に障り、「いやいや!ちょっと待って。それなら〜」と、わたしもすぐに交戦したのだった。
何ターンかやりあったけど、結局勝敗は決まらず、お互い飽きてしまって戦いが終わった。
そういえば、その幼なじみと彼女の旦那と3人で「森山直太朗選手権大会」を開催したこともあった。
♪ぶぉおお〜くらわぁああ〜 きっとぉお〜まぁってるぅ
♪さくらまぁ〜ああいちる みちの…
♪なぁ〜つの お〜わ〜ぎぃいいいいい〜
文字だけ読むと、すごく直太郎さんをからかっているように間違われるかもしれないけど、きっとその場にいたらそんな気持ちは微塵もないことは伝わるはず。わたしたちはそれぞれの直太郎らしさを出せる歌詞で一生懸命戦った。
このときは早々に友人は戦いから退いたが、わたしと旦那さんは一歩も引かず、とにかくずっと歌いまくった。結局、このときも決着がつかなかった。
でも実は、このゲーム、お互い勝ち負けにはこだわっていなかったんだよな。
しょうもないことを無邪気に楽しみ、真剣にやってるように見せかけてお互いバカらしいと思っている。暗黙の了解でそれを共有してる感じがいい。
勝ち負けよりも、そっちのことの方が大切なゲーム。
今度、わたしの芸を披露するだけじゃなくて「小籔千豊 首の動き選手権大会」を提案してみよう。