ポストコロナの中国・武漢訪問記 ①黄鶴楼
こんにちは。今回は2024年3月に中国旅行をした際に訪問した武漢について紹介します。
今回はシングルビザを事前に取得して入国しました。ビザ関連の話については以下の記事をご参照ください↓
武漢は中国の湖北省の省都、長江の中流域に位置し、人口1000万人を超える中国有数の大都市です。
古くは新石器時代から人が住み、三国時代に建てられた物見やぐらが元となった街のシンボル、黄鶴楼で唐代の詩人 李白が詩を読んだことも有名であり、長い歴史的を持つ都市でもあります。
しかし、2019年に新型コロナウイルスのパンデミックの発端となった都市として世界中で報道され、いまだにマイナスのイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、武漢は多種多様な見どころがある、面白い都市であることには違いないと思います。
そこで、今回からの記事では、ロックダウンが終わり日常を取り戻した、ポストコロナのいまの武漢がどうなっているかを感じていただけたら幸いです。
武漢に向かう
中国に入国した廈門から、高速鉄道で武漢に向かいます。所要時間は南昌での乗り継ぎを含めて約7時間、距離にして1000kmの移動です。
武漢駅に到着。ホームも駅舎もとにかくでかい。
ここから歩いて5分ほどのホテルを利用しました。
trip.comで予約しましたが、1泊5000円程度なのに豪華なホテルでした。清潔感もあって快適でした。
ただ、それは良いんですが、フロントで英語が通じなかったのは想定外でした。中国語が話せないのでGoogle翻訳(docomoのahamoユーザーなのでVPNをかまさずとも使えた)でなんとか意思疎通を図り、チェックインしました。
前日の廈門で泊まったホテルはトランジット客が多いらしく、英語での電話対応や空港からの送迎まで無料でしてくれたのですが、やはり内陸の武漢まで行くと外国人が来ることは滅多にないのでしょうか。
部屋のテレビではネトフリ的な動画配信サービスが利用できました。日本のアニメも揃っていて、暇だったのでドラゴンボールを見ました。あと、抗日ドラマも見ました。
翌朝、黄鶴楼へ
翌朝、武漢駅に戻り、地下鉄で30分ほどの場所にある黄鶴楼に向かいます。(武漢駅は街外れにあるので微妙に時間がかかる…)
黄鶴楼の入場券は事前予約等は必要なく、現地の窓口で購入できます。値段は2000円弱くらいでした。
そしてお目当ての黄鶴楼とご対面。日本にはないスケールの大きさで圧巻です。
中は5階建てになっていて、博物館のような感じになっています。エレベーターもついていて名古屋城みたいな雰囲気です。
黄鶴楼の上階からは長江と、その対岸にある漢口(武漢の地区の一つ)の街並みを見渡すことができます。黄鶴楼のすぐ横を鉄道が通っており、頻繁に列車が往来するので見ていて飽きないです。
日本で例えるとお城の天守閣を見学しているような感覚でした。観光地として整備されているので、武漢旅行ではまずここに行っておけば間違いはないでしょう。
中国国内からの観光客で賑わっていましたが、外国人観光客は(中国全般そうですが)ほとんどいない印象です。
近くの戸部巷へ
黄鶴楼の近くには戸部巷という市場があります。戸部とは清の時代の役所に由来している名前だそうです。
戸部巷ではさまざまな食べ物が屋台で売られていて、歩いているだけでも楽しいにぎやかな通りです。屋台では主に武漢の伝統的な朝食やおやつが売られているそうです。
小腹が空いたので、屋台で串刺しの揚げ団子のようなものを買いました。小さな屋台ですが、キャッシュレス対応(というか専用?)で、支付宝で決済しました。
少し脂っこいですが、外皮が揚げたてでサクサクしていて美味しかったです。
お腹も満たされたので、次は戦前の日本が建てた歴史的建築物が数多く残る、漢口地区に移動します。(続く)