元添加物メーカーのセールスマンが危惧する「日本の食の危機」
ベストセラーの「食品の裏側」の著者、安倍司さんは元添加物メーカーのトップセールスマン。
ある時長女が、自分の開発したくず肉と添加物で作った市販のミートボールを美味しそうに食べているのをみて愕然とし、会社を辞め、添加物の弊害について啓蒙する活動を始めました。
例えば、ごく普通のサラリーマンがコンビニで朝食用にハムサンドイッチを、昼食はスーパーの豚キムチ弁当とクリームパウダー付きのインスタントコーヒーを、夜はコンビニのカップ麺、おにぎり、生野菜のパックを食べたとすると、彼が1日にとった添加物は重複したものも含めると60種類は超えています。
次はなるべく手作りを心がけ、栄養のバランスも考えている主婦の場合です。ただ添加物の知識はありません。
ダシ入り味噌を使ったみそ汁、焼き魚、明太子、かまぼこ、漬け物という朝食の添加物は30種類以上です。昼食はデパートで買った太巻き寿司式。これの添加物は30種類。
夜はカレーライスとサラダですが、市販のドレッシングにも10種類。手作りでも加工食品に頼る限り前記のサラリーマンの食生活と同じです。
裏の表示を見て、台所にないものは避ける、加工度の低いものを買う、安いものには理由があることを知るなどで食生活は変わるはずです。
上記はイギリスのフリーペーパーに掲載されていた西田敏子さんの「ニッポンは本日も晴天なり」のコラム、残念ながらリンクは見つからず…。
日本は添加物大国、コンビニで売られている商品の原材料名が英語で書かれてたら外国人は腰を抜かすと思う。
■日本で認可されている食品添加物の種類
・指定添加物:約400種類
・既存添加物:約400種類
・天然香料:約600種類
・一般飲料物添加物:約100種類
合計『約1500種類』もの添加物が認められている。
特に体に害がない香料を抜いても900種類。
アメリカの7倍以上の添加物が使用されている。
先進国としては世界一😂
食の未来を本気で考える一般人さんの『食品添加物リスト(130種類+7)』(1500円)は本気で添加物のことを知りたい人にオススメ!
食品添加物の危険性、用途、表示の有無など成分の詳細を一つずつ丁寧に解説。※【あ行】は “無料” で読めます。
亜硝酸ナトリウム、アスパルテーム、赤色○号、青色○号、安息香酸など、よく見かける名前ばかり…。あ行を読むだけでも、かなり勉強になる!
赤色40号の内容が興味深いので、抜粋して紹介✨
アメリカからの輸入品には赤色40号が使われていることが多いです。
“may have effects on activity and attention in children.”
「子どもたちの活動や注意力に影響を与える可能性があります」
スーパーで何気なく手に取った食品にこんな表示があったらどうしますか?
実際にイギリスでは一部の合成着色料を使った食品に前述のような警告表示がされています。
イギリスの食品基準庁は英・サウサンプトン大学の研究で合成着色料を摂取した子どもに多動性行動が見られたという報告を受け、この表示を義務化しました。
EU内からは「検証が不十分」という意見も出ましたが、「危険とは断言できないが安全ともまた言えない」という見解から、表示されることとなりました。
これを日本の場合に置き換えると「危険とは断言できないから使用を許可する」という風になってしまいます。
日本での食品添加物の安全性と認可方法は本当にずさんです。
駆け込みや他国からの圧力で認可したり、後で禁止したり、よくわからない理由をつけて復活したり、使用禁止のものが使われた後から認可されたり、こんないい加減な状況で使われている…
それがこの国の食品添加物の実態なのです。
〜抜粋終わり〜
“may have effects on activity and attention in children.”
「子どもたちの活動や注意力に影響を与える可能性があります」
スーパーで売ってるシリアルの箱に記載されているのを見たことがある。
イギリスの添加物は数が少ないから、名前もだいたい覚えた。
食品の原材料名にEナンバー(E102など数字3桁)の添加物が入ってると買うのをやめる。
値段が安いものには添加物が多く入っているので、なるべく高くても質の良いものを選ぶようにしている。
量は少なくても高品質のものを身体に取り入れたい。
自分の体を守るためにも、引き続き色々と勉強していこうと思う。
有益な情報が見つかったらまたシェアします!