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Photo by
yuki_doro
心が感じたことをありのままに紙に書いてみると
落ち込んでいるときほど何もしたくなくなる。音楽を聴くことと眠ること以外は。
私は気持ちが塞いでちょっと鬱っぽいとき、大好きなBUMPの曲を聴いてメンタル回復を図ろうとしている。
感情を思うままに書き出すことが自分にとって良いと感じていても、めんどくさがりな私は避けてしまう。
そんな中で、今回は自分の心が「おっ、これいいな」と反応したBUMPの曲の歌詞を、その曲を聴きながら紙に書いてみることにした。
最初は落ち着いた感じの曲から始めていった。一緒に立ち止まって考えてくれるような優しさがありがたかった。
3曲目あたりからだんだん明るい、前向きな歌詞を選ぶようになり、書く量も増えていった。文字もだんだん大きく、乱雑になった。
けれど、心がまだ生きていることを示すかのように温かくなっていくのを感じた。まだ本調子、とまではいけないけれど心の生存確認ができた。よかった。
少し心が元気になったところで、次は、サークルの定期演奏会で弾く曲を聴きながら、ふと思いついたままのそのままの言葉を書き出してみた。
そうすると、心が感じることが一気に出てきて、全部は一度に書ききれないくらいになった。上手く情景にならなかった部分もあったけど、それはそれでいい気がした。
体感にしてあっという間に終わってしまって、でも満ち足りた気分になった。とにかく楽しかった。
自分の心と向き合うことは大変だけれど、頭の中だけで処理するのではなく、紙に書くという作業を通して心の声を発散してあげるのはすごく大切なことだと気づけた。
なかなかそう思えないときもあるだろうけれど、心の声にもっと積極的に自分が気づいて解放してあげるようにしたいなと思った。