記念日や自分へのご褒美に使わせて頂いているお鮨屋さんへ伺った時の事。 某大手ホテルなどで経験を積まれた大将とは、 毎回必ず一度は英語が話題になるのですが、色々なやりとりの中で、 大将が大切にされている「わさび」について話を伺っている最中、 「わさびのえぐ味がね・・・ あ、所で『えぐ味』って英語で何て言うんですか?」と聞かれました。 「えぐみ・・・?」 使ったことがない言葉と、相当する英単語を知らない私は、 「いや〜、分からないですねぇ。因みに、『えぐみ』ってどんな
コーチングと出会ってあっという間に4年が過ぎようとしています。 そもそもまだ見ぬ誰かのために、と思って学び始めたコーチングが、この4年の間に結局誰よりも一番自分のためになっているという実感を何度も繰り返してきたように思います。 その中でも特に大きな気づきだったのが、 Self CoachingにはSelf Compassionの視点が不可欠であるということでした。 幼い頃から、自分の感情や考えを振り返ったり深掘りしたりするような機会にあまり恵まれてこなかったためか、いつ
ここ数ヶ月、新しく英語発音に特化したプログラムを作り、活動してきて たくさんの方にお会いしました。 その中で一番よく聞いたセリフが 「英語の発音はあきらめた(てる)んですよね。」 でした。 他にも、 「発音はもう少し話せるようになってから」とか 「とにかく伝わればいいんですよ」とか 「もちろん発音がいいに越したことはないんですけどね」とか 「発音よりもっと話せる様になりたいんです」 など、多少のニュアンスや言い回しは違えど 驚くほどみなさん口を揃えて 「英語発音はあ
外国語を学ぼうとしない限りなかなか立ち止まって考える機会がないこと、それは 言語コミュニケーションって一体どういうこと? ということです。 今回は、言語コミュニケーションの仕組みや英語でのコミュニケーションの仕組みを独自のモデルとともにまとめてみたものをご紹介します。 言語とは? ではまず、言語とは何?何のために存在するのか?ということから考えてみます。難しい専門的な、学問的な理論や説明が色々あるのは置いておいて、私は単純に メッセージ、想い、感情、思考を持つため
ずっと大好きな英語。 私の人生と世界を変えた英語。 英語をコミュニケーションの道具として使えるということがどれほど自分の世界を変えるのか、 どれほど可能性を高めるのか、 ということを一人でも多くの人に伝えたい。 味わってもらいたい。 そんな思いで2023年に作り始めた英語のプログラム。 最初にぶつかった壁は 「自分がすることと教えることは別物」 ということ。 若い時に運よく見よう見まねで ある程度できる様になった英語の発音に関して 音は出せるけれど、自分は言葉で説明で
私たちは無意識のうちに作り上げた「ルールブック」を持っています。 例えば、 良いパートナーなら、家事を分担するべき。 良い友達なら誕生日に電話をかけてくれるはず。 上司ならもっとフィードバックを与えるべき。 自分自身や、自分の周りの人、一人ひとりのために作られたルールブック。 その数もページ数も気づかないうちにどんどん増えています。 例えばスポーツのルールブックは、全員がフェアに、気持ちよくゲームを進めるためにありますが、この無意識のルールブックは実は、人間関係をよくす
前回、appreciationの 意味について考えました。 価値を認識し そしてそれが真実であると理解をした上で 感謝をすることにより、その価値を上げる そしてその価値を自分の中から見つけるのが Self-Appreciation 言葉の意味は理解できたけれど でも実際には難しく感じるのも事実です。 少し前の私も、 自分のこういうところ嫌いだし、 自分の価値とか言うのって なんか偉そうな感じがするし、 そもそも、恥ずかしい なんて思っていました。 でも色々と理解
少し前、Self-Appreciationという言葉に出会いました。 ものすごいスピードで動く社会の中で 毎日のタスクをこなすのに必死で 自分自身に向き合う時間や 自分を大切にする時間など到底持てない。 とても多くの人が そんな日々を送る今 Self-Care Self-Esteem Self-Compassion などという言葉がよく聞かれるようになりました。 その中で特に私の目を引いたのが Self-Appreciationでした。 appreciateといえ
私たちは1日の間に自分の中で 数えきれない質問と返答を繰り返しています。 今日はどの服にしようか? 今日のランチは何を食べようか? どうやってこの仕事をこなそうか? どうして毎日こんなに辛いんだ? どっちにしようかな? このような質問に対し 経験に基づいた答えが返ってきて 最終的に判断が下されるという 脳内会議が毎日無意識のうちに行われているのです。 私たちの脳は非常に高性能です。 私たちの質問に対して、脳が検索をし 答えを探し出してきてくれるのですから。 学習と経験
私たちが普段感じる味覚は、 甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の 5つあると言われています。 最近は、第6の味覚はカルシウム味だ、とか脂肪味だ、 とかさまざまな意見と論争があるようですが・・・ 科学的、専門的なことはあまりよくわかりませんが、 食いしん坊の私には確実に感じることができる もう一つの味覚があります。 それは4次元、つまり時間軸で感じる味覚です。 例えば 「ピエモンテ州ガヴィのコルテーゼというブドウを使った すっきりとした白ワインです」 と、言われて飲むのと
私たちは誰でも過去に 傷ついた経験を持っています。 辛い思いや悲しい経験、 悔しい思いをしたことによって 刻まれた傷。 何年経っても記憶とともに その痛みも蘇ってくるような感覚。 そんな痛みが怒りや不安となって 現在の自分の足かせになっていることも多い。 私自身もそうでした。 友人に裏切られたり 辛い別れをしたり 親に満たされなかったりしたことが 現在の自分の不安や不満や怒りとなって 常に存在していました。 人付き合いを難しく感じたり 新しい挑戦を怖いと思うようになっ
ハイコンテクストとローコンテクスト 先日、グローバル企業に勤める お友達のN氏からある相談を受けた。 「私の英語ってそんなに発音悪いのかな?」 「いっぱい練習しているのに 全然通じてない気がして自信を無くしてるんだけど どうしたらいいのかな。」と。 彼はグローバル企業に勤めているので 英会話教室にも通い、英語も一生懸命勉強している。 オンラインの会議などでも特に問題はなかった。 「何が、どう通じてないって思ったの? どんなことがあったの?」 と聞いてみた。 すると、
最近もっぱら私の中の食いしん坊が欲するもの。 すし!!! 色々な店を探しては訪問しているのですが、 先日行った鮨屋での出来事。 大将が、 「最近急に外国人のお客さんが増えましてね、 こりゃいかん、と思って急いで 英会話スクールに通い始めたんですよ。 でも全然だめですねぇ、 相変わらずしゃべれません...苦笑」 と、恥ずかしそうな顔でお話してくれました。 2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことで 和食に世界中の注目が集まり 更に昨今の円安に伴って 現在の日
この間お邪魔したある鮨屋の大将が言いました。 「最近インバウンドのお客さん増えてさ。」 「でも自分も英語喋れないから一生懸命説明しても伝わんないんだよね。」 「でもさ、自分は英語は諦めたから...」 伝えたいことをどれだけ頑張っても 伝えられないもどかしさや悔しさ って誰でも経験はあるはずです。 でも、なんで英語諦めちゃったんだろう・・・ その時に聞いておけばよかったのに 後から悶々と考えてしまいました。 おそらく、私たちが受けてきた英語教育や 過去に自分がやっ
今回はインプットについて。 言語学習におけるインプットの方法には色々ありますが、 やはり人気なのは好きな映画やドラマをその言語で観ること。 これ、実はとても理にかなっている方法だと思います。 だって、まず楽しいじゃないですか! 以前に書いた、meaningful input(意味のあるインプット)の続きになりますが、まず自分にとって意味があるインプットはとても効果があります。 だから、そもそも映画やドラマを観ることが好きな人にとって 内容に意味(興味)があるので、とて
私が大好きで毎日聴いているthe LIfe coach schoolの ブルックコーチがポッドキャストでよく言っている。 "Be the best version of yourself" 最高バージョンの自分。 コーチングによって、自分を(もしくはクライアントを) 最高のバージョンにしようということをよく話しています。 私たちの身の回りには コンピューターのソフトウェアやスマートフォンなどに "version"という言葉が使われています。 つまり、その都度「アップデー