日記でGO 5月24日
5月24日
8時半。目覚めると、令和の女の家だった。アイアンマンになった夢を見ていた。ヒーローだったときから心のどこかで吸いたかった煙草を手に、洗濯物が干されている、テラスというほど広くない板間に出た。今日も晴れそう。雲がひとつもない。
令和の女が育てているミニトマトに紫煙を吐き、iPadでTwitterを開くと、Young Thugが新曲をドロップしていた。
部屋に戻り、ヘッドホンをして、繰り返し爆音で聴く。いい感じ。令和の女が朝食を作ってくれている間に『細雪』を読み進めた。
パン、スクランブルエッグ、ベーコンとコーヒー。私はマヨネーズを、令和の女はクリームチーズに砂糖を入れたものをパンに塗った。そして食った。
Young Tungの新曲をシェアしようと、令和の女にヘッドホンを渡し、感想を聴く。
「やっぱ、これで聴くといいですよね」
曲のというよりもヘッドホンの感想をいただいた。彼女はいつも敬語なのである。
10時。皿洗いを終え、ごろんと横になってTwitterを眺めていると朗報が。ハーラン・エリスンの日本オリジナル編集の初期短編集が発売とな。やったぜベイビー。買おう。
今日は準夜勤。丁寧に働こう。
12時。勤務は12時45分からだが、15分から働く。その方がいい。
その方がいい。
16時10分。昼?休み。本日のレクレーションはレクレーションではなく、リハビリの専門職である理学療法士による指導でした。事前にピックアップしておいた利用者数名の身体に触れ、首や手足の拘縮具合などをみて、リハビリ法を機能訓練のスタッフに伝授するのです。伝授。
22時15分。仕事終了。
今日の収穫。信頼する音楽評論家がTwitterで推してたバンド。鬼かっこええ。
ついでに、その音楽評論家の数年前のレビュー⬇︎
「ロバート・ジョンソンはアメリカを放浪したのではなく、そもそも帰る場所がなかったのだ。そして、むしろブルースは、だからこそ様々な出会いと洗礼をへてポピュラー・ミュージックの故郷=ルーツとなり得た歩みを踏まえたとき、この早熟な音楽遍歴を披露する白人青年にも、その歴史の末席に座る権利は有されている――と見るのは、飛躍した思い込みだろうか。」
かっこええ。