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競技練習だけではパフォーマンスが伸びない理由をストレングスコーチの観点から
イントロダクション
練習だけをしていても上手くはならない。
僕はそう確信しています。
語弊がありますね。
競技練習だけしていても
走るスピード
ジャンプの高さ
サイドステップのスピード
もっと言うと
ドリブルの速さ・力強さ
ジャンプシュートの高さ
コンタクトの強さ
は頭打ちになります。
何故かと言う理由をストレングスコーチの観点からお伝えしようと思います。
競技練習していても、フォーマンスが伸びないのはなぜか?
その理由は一言で言ってしまえば慣れてしまうからです
慣れとは何か?
毎度同じ相手と対戦していたのでは、その相手の重量スピードに適応しすぎてしまうからです。
これは人が成長するのに必要な漸進性過負荷の原則と反しています。
選手が成長する上で大事になってくる考え方なので、細かく説明していきます
漸進性過負荷の原則というのは、人が成長するためには、いつも扱っている負荷よりも少し多めの負荷を少しずつ高めながらかけていかなければならない、というものです。
要は成長したいのであれば
・いつもよりちょっと大きめの負荷をかけていく(過負荷)
・その負荷に慣れたら、またちょっとだけ高い負荷をかける(漸進性)
と、いうことです。
それでなぜ競技練習だけしていても、パフォーマンスが上がらないかということをストレングスコーチの立場から説明できます。
それは競技練習だけして、筋力トレーニングを一切行わなければ、チーム内でゲーム練習をした時なども、相手の重さ、パワー、スピードなどが変わらないからです。
だって対戦する相手の重さや走る速さが変わらないから。
先に説明した過負荷の原理から考えると、人は日常受けているより少し高い負荷を受けることによってそれに順応しようとしていきます。
しかも、これがいきなりいつも戦っている相手よりも、20キロも重い選手と対峙したり、どう頑張っても追いつけないレベルの速さの選手と戦うとなったら、さすがに順応は起きにくいです。
ほどよく自分より少し上の能力を持っている選手と対峙するというのがミソです。
でよく自分より上の能力を持っている選手に慣れてきたら、またほどよく上の能力を持っている選手と戦う。
ここの部分が漸進性です。
つまり戦っている相手がいつもより5キロ重たくなっていたり、走る速さが少し上がっていたらそれに順応しようと筋肉が増えるもしくは足を速くしようとして走るスキルが高まったりする。
それに慣れたら、また少し上の相手と対峙することで適応が起こり能力が上がる。
この循環を絶えず起こしていくことです。
じゃあどうやって5キロ体重を増やす?
ではこの5キロ体重が増えたり、走るスピードが速くなったりするためには何をしたらいいか?
脂肪を増やす?それはナンセンスすぎる。
ベストな解決策は筋肉量を増やしていくことです。
ただ脂肪が増えるだけだと重さは増すので、その重さに対抗しようとする相手はパワーは上がっていくかもしれません。
でも当の本人は基本的にパフォーマンスはだだ下がりになると思います。
なので、チーム内で相互的に良い影響を与え合うためには、筋肉量を増やすことによって重さとパワー、スピードをつけていくことです。
これにより、チーム内の練習で常にお互いに過負荷・漸進性の原則が働くことになり、パフォーマンスが向上していきます。
細かく言えば
純粋な走るスピード、ジャンプの高さ
サイドステップのスピード
ドリブルの速さ・力強さ
ジャンプシュートの高さ
コンタクトの強さ
が全体的に上がっていくことになると思うので、結果チームのパフォーマンスは上がります。
先術面や競技そのもののスキルに関しては、監督・コーチの分野ですのでまた別問題になります。
が身体を動かす動力源となる筋肉の量が増えていることによってプレイの幅が広がっていくのは間違いないです。
ぜひ、競技のパフォーマンスが頭打ちになってきたがと思って、ウェイトトレーニングを取り入れていないチームは、取り入れることをお勧めします。
餅は餅屋
絶対にやってはいけないのは、競技を教える監督コーチが自身の経験だけで選手に指導をしてしまうこと。
これは絶対に禁忌。
役割分担はしっかりすべきだし、何より。餅は餅屋。
その筋の専門家にしっかりと任せるべき。
ちゃんとしたトレーニングの専門家であれば、解剖学、生理学、バイオメカニクス、栄養学などのトレーニング指導に必要な基礎的な知識は学んでいるいるでしょうし、最新のスポーツ科学の知見はしっかり持っているはず。
あとトレーニング指導する上で1番大事なリスク管理もしっかりと学んでいるはずです。
そんなトレーニングの専門家は人の紹介でも構わないし、SNSで発見するのでもいいでしょう。過去の実績、現在の指導状況などをしっかりと加味した上でストレングスコーチを雇いましょう。
それが結果的にチームにプラスになります。
以上、競技練習だけだとパフォーマンスが頭打ちになってしまう理由でした。
それでは。
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関節調整スペシャリストとして、大手フィットネスクラブで50店舗中No.1の売上を叩き出した医療資格保持トレーナーである我が妻が
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