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哲学から「快楽」を考察する【エピクロス派】

こんにちは。

哲学講義で判断基準の土台を作り、
コーチングで自分自身の判断基準を整理し、
転職活動支援で理想のキャリアを実現すること

をゴールとするキャリア哲学スクールを運営している竹内達郎と申します。

この記事を読んでほしい方

- 人生楽しく生きたい!と考えている方
- 哲学で人生楽しく生きる方法が見つかるの?と思っている方
- 自分にとっての快楽はなんだろう?と考えている

今日は

快楽

について考えていきます。

要は、人生を楽しく過ごすためには?
ということです。

この論考に対して、
「エピクロス派」という方の考えをもとに進めていきます。

エピクロス派とは

エピクロス派とは、
エピクロス(紀元前342-前271)によって始められた思想で、

人間の最高の善(=幸福だと思っていいです)を快楽に生きること

と定義した哲学者です。
そのためエピクロス派は快楽主義だと言われています。


エピクロスさん

皆さん快楽主義と聞いてどんなイメージを持ちますか?


こんなイメージが頭に思い浮かぶかも知れません。

しかし、エピクロス派が定義する快楽は我々がイメージする快楽とはまるで異なります。

エピクロス派のスローガンは、

「隠れて生きよ」

です。

そして、エピクロス派の人々の食生活は

パンと水のみ

という形です。

あれ・・・ほんま快楽か・・・?

って思いますよね。

エピクロス派が定義する快楽とは

エピクロス派が定義する快楽は、

苦痛を取り除いて、心の平穏を取り戻すこと

です。

飢えや乾きといった生きるうえで必要不可欠な欲求のみ満たし、
その他の欲求は一切満たさない(ラーメン,名誉欲など)

エピクロス派が考えている苦痛がうまれる原因は、

ギャップにあると僕は考えています。

仕事終わりのビールを飲むから、
ビールがないとき苦しい。

ラーメン二郎を食べるから、
普段の食事に満足できない。

もっともっと年収を高めるから、
年収が低くなるのが怖い。

このようなギャップこそが苦痛を生む。
だからこそ、そもそもギャップを生まないように質素に隠れて生きる。

なのでエピクロス派は快楽主義というよりむしろ、
無苦痛主義
だと理解してもらえればと思います。

あなたにとっての快楽とは

この話を聞いてあなたはどう感じました?

  • ここまで質素に生きるのは嫌だな

  • 確かに苦痛を取り除くことが自分には大事だな

  • ギャップを生まないようにすることは大事かもしれない

などなど様々あるかと思います。

哲学を学ぶ意義はここにあります。

エピクロス派の考えに触れて、
自分にとっての快楽はなにか?考えるきっかけになります。

ミニマリスト的生き方をされている方は、
このエピクロス派の考えにはすごく共感する部分もあるかもしれませんね。

ちなみに僕は、

ギャップに苦しむのも1つの人間じゃない?

と考えています(笑)

是非、あなたにとっての快楽とはなにか?
考えてみてください。

そしてコメントで教えて下さい!

みんな哲学を勉強してほしい

以上、エピクロス派から快楽について考察しました。

このように、哲学を学ぶと自分にとって大事にしたい価値観が見えてきます。

哲学を学ぶ意義を以下noteにまとめたので、
興味を持たれた方は是非以下も読んでみてください。


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