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インコ育ては自分育て

コザクラインコの反抗期で知ったこと

自分の子育てに後悔しながらも、
無事にママ卒した私に
もう一度子育てを体験させてくれた
インコがいました。


コザクラインコのよもぎちゃんをお迎えしたのは今から3年前。
長く一緒にいたセキセイインコが旅立ち、
コロナ禍が始まり、仕事はフルリモート、
この先どうなるのかわからない不安な毎日が
続いていた頃。

小鳥専門店の店主さんから
コザクラインコにはセキセイインコとは
また違うかわいさがあるよ!まるで人間の子どものような感情を持っているんだ!
とおすすめされました。

この日から
セキセイインコとコザクラインコとの暮らしが始まりました。

インコには生涯で2度反抗期がある。

一度目は生後6か月くらいの時期、
親だと思って信頼していた相手が
自分とは違う生き物だと認識した時。
人間だったら3〜4歳の自我が芽生える頃でしょうか。
二度目は10ヶ月くらいからの思春期。
16歳くらいの甘えたいのに甘えられない
感情の置き場所に困る時期ですね。

よもぎちゃん!と呼べば手のひらに
飛び乗って来る。
そんなかわいいよもぎちゃんは
ある日突然豹変しました。

さっきまで一緒に遊んでいたのに

全身の羽毛を膨らませ、目をつりあげて
口を開けて私の指目がけて猛ダッシュ。

大きくて鋭いそのクチバシは
まるで爪切りの刃のようでした。

大きな爪切りで指を切られた感じ。
流血とカットバンの毎日が始まります。笑

反抗期があるとわかっていても
この子はこの先どうなるのか?
ずっとこのまま?
よもぎちゃん、もとに戻って。
そんな思いにかられていました。

そんな時に取り寄せた
かわいいインコとの暮らし方
という育児書。

飼うだけでは幸せにできない

その本の目次に書かれていたひと言が
胸に響きました。

ペットという存在はいつだって飼い主に
従順で癒してくれる存在でいて欲しい。
なんて
こちらの勝手な都合です。

生命を預かるという真の意味を
この本から感じました。

インコ育ては自分育てと学んだ愛読書

どんなよもぎちゃんだってかまわない。
このまま噛み続けたっていい。
ただそこにいてくれるだけでいいんだよ。
ウチに来てくれてありがとう。

この言葉をゲージ越しから
話し続けること2週間。

よもぎちゃんはすっかり落ち着き
その様子をじっくり観察すると
私の感情を読み取る能力がある、
この子にもゆたかな感情があると気づきました。

親は子どもに対して過度な期待や
心配をする生き物です。笑

「生まれて来てくれてありがとう」
それだけでよかったはずなのに
いつの間にか忘れてしまう。

成長する子の言葉や学力や行動を
他の子と比べてみたり
行きたくない塾に行かせたり。

子どもの心に寄り添いながら
余裕のある子育てができなかった私。

今だったらあの頃の子どもたちにも
そして自分自身にもかけてあげられる言葉。

それは

どんなあなただって構わない。
ただ存在しているだけであなたには
価値があるんだよ。






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