田舎起業の掟 その1
人口4000人の小さな田舎町で起業し、4年目を迎えます。
とにかく明るくて、パワフルで、愉快な地域の皆さんと過ごす事が出来て僕はとても幸せです。
都会では味わえない、小さな地域ならではの「鉄の掟」、自分なりの解釈でお伝えします。
地域のボスに挨拶せよ!
地域には町内会という最小単位のコミュニティが存在し、自分の住んでいる地域でも行政区で分かれているのではなく、さらにそこを3つに分けた小さなコミュニティで運営しています。
そこには「会長」、いわばボスが存在していて、引っ越してきて、挨拶が遅れようものなら直接ではなく、近くに住んでいる義理のお父さんが言われたりする。。
「まだ挨拶もねーぞ」
と。そんな仁義なき世界がまだあるという事に僕は震えながら、お義父さんと一緒にあいさつにいき、挨拶が遅いと会長(ボス)からちょっと説教をくらい、田舎での生き方を教えてくれました。
そんな都会では味わえない「スリル」を楽しめます。
町内会費を納めるべし!
町内会費を払わないと、ゴミが捨てられない問題が浮上します。ゴミ収集費用は町内会費から捻出しているからです。ただ、ここの地域はそこまでの厳しい取り立てはなく、払わなくてもゴミは捨てられますが、、。
でも、そうしてしまうと影でゴモゴモ言われる可能性があるので、安心して暮らすには月に500円程度支払う事をお勧めします。
積極的に行事に参加せよ!
田舎では行事が昔から比較的沢山あります。
まずは役員会という名の飲み会だ。会議10分、飲み会2時間という時間割で開催される。
働いている若い人達だったりは面倒くさがって出ない人もいるが、自分を知ってもらうためのドブ板営業だと思って積極的に参加しましょう。
そのコミュニティに飛び込んで、だいたい1年くらいすると、信用してもらえる様になるので、そこまで頑張りましょう。
信用を得る事が出来ればこちらの話も聞いてもらえるようになり、そうすると商売始めようとしている方なんかは、今後味方になってくれるので心強いですし、紹介もしてくれて、ビジネスチャンスにも繋がります。
心を開いてもらうには時間がかかりますが、1度信用を得る事ができれば、親身になって相談に乗ってくれたり、困ったときは助けてくれたりします。はじめは繋がりが面倒くさく感じるかもしれませんが、長く商売を続けていく事を考えている方には「田舎起業」は、とても相性が良いのではないかと思います。
その2に続く。。