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ゑのころ草や転がる老体やうなもの

エノコログサ。どこにでも生えていると思うが季語はいつなんだ?

われらみな ゑのころ草の やうなもの 星野麥丘人

秋の季語だった。犬ころ草となってねこじゃらしとは?犬の尾のようだからと。昨日ベランダで洗濯物を干そうと手を伸ばしたら届かなくてバランスをくずして天地が逆さまになっていた。いとも転びやすい身体になったもんで、家の中ではけっこう転んでしまう。さすがに外に出る時は転ばないように細心の注意をしているのだが。今日のニュースで韓国で転倒させらと損害賠償をしたとあった。転倒事故で損害賠償は日本でもけっこうあるらしく検索したら出てきた。本当に老人は転びやすくなっているから注意が必要だ。小学生が駆けっこをして老人にぶつかって骨折で損害賠償とか。歩道を自転車走って怪我をさせたとか完全にアウトだと思う。今日の一句。

ゑのころ草や転がる老人やうなもの 宿仮

朝寒くて身体がかじかんでいるのもあると思う。起きるのが辛い朝になってきた。トイレが我慢出来ずに起きるのだが、今朝はおでんの残りを食べたときに辛子を付けたら、その効果が凄かった。ほかほかになって、成分として何かあるのだろう?カプサイシンによる体脂肪焼却効果とあった。これは使える。

アニメで「薬屋のひとりご」を見ている。薬草とかの毒物に詳しい後宮の侍女が活躍するアニメなんだが、けっこう絵の中に季節感あふれる植物が出てくるのだ。中国の話だし、そう言えば昔「チャングムの誓い」ってそういうドラマだったような。

橋本治『双調平家物語』は「望月」の道長の章を先に読んで戻って孝謙天皇と道鏡の章。橋本治はその前例を中国の楊貴妃と安禄山に例えているのか、女禍という傾国の美女という感じのようである。孝謙天皇が美女だったかはわからないが里中満智子の漫画ではヒロインとして描かれていた。橋本治はその反対に描いているような。

その関連で坂口安吾の『道鏡』を読みたくなったのだがすでに読んでいた。坂口安吾は喜田貞吉『道鏡皇胤論について』で道鏡は皇族の血縁なので孝謙天皇に取り入った道鏡が処女皇帝であった孝謙天皇を誑かしたのは皇族の力そのもの(当時は性の垣根が低く天皇は性豪ということなのか)として描いたのだが若かりしデカダン気分の若書きであって、本当は孝謙天皇の処女性を問題にしたかったのだということだった。一つのマチズモ(男根主義)でヒップホップの世界もそういうものだったと「欲望のサブカルチャー史」でもやっていたのだがそういうことだと思う。安吾のマチズモはデカダンの中で性的な関係は自然だというような思考だと思うがそこにマチズモがあるのだ。それは、養老孟司の本を読んでいてもフェミニズムが都市性のもので自然はマチズモの世界だと見る。

日本のヒップホップがマチズモに憧れながらそれだけじゃないだろうと弱さを歌っていくというのはそういうことなのだと思った。スチャダラパーとかそういうラップなんだなと「NHK俳句」でゲストに来ていたボーズ(スピーカーのBOSEからきているのか?)さんの話でそのへんのことがわかった。

「彼方からの手紙」を検索したら「カナダからの手紙」がひっかかって影響されたのかなと一瞬思った。

今日の一首。

懐メロをいただきますとラップして後ろから前からどうぞ やどかり


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