ジグソーのピースがあまるお前のせい!
『【Netflix映画】私というパズル』
GWは映画館で映画を見たいのだがコロナ禍で映画館はちょっとという人にお勧め映画。私は自宅では映画を観ていて他のことが気になって(スマホ)とかなかなか集中して観ることが出来ない映画を観るなら映画館派なんですが、この映画はアカデミー賞候補作を次々観ては寝ていた(自宅映画館の場合)のだが、これは最後まで見通せました。まずはそこから。
この映画を止めることが出来ないのは冒頭の出産シーン。まあ凄いリアリティなのか、男だから出産経験もないし、立ち会ったこともないのですが、この出産シーン観たら出産辞めたくなります!妊娠中の方々は観ない方いいかもしれない。ちょっと恐怖です。それでも映画としては、映画だからこそ、怖いもの見たさに見ていられるのです。
映画は生まれた赤ちゃんが急激に様態が悪化して死亡(早くもネタバレか?いいえ、ここから映画が始まる)。子供を失った母と周囲の齟齬、助産婦を裁判にかけて訴えるという母親(夫も)らとの対立。視点は赤ちゃんを亡くしたヒロインの区切りの付け方だと思うのだが、その母親のでしゃばり方かな。その間で旦那はおろおろ。結局、裁判が開かれることになったが、「子供を亡くした償いは賠償金をいくら積まれても解決しない」というヒロインの言葉が強く響いてくる。
それは助産婦に向けられたものではなく、母親に向けられたものだ。この映画のテーマとなるのは娘と母の確執だと思うのだが題名は、そんな「私」の一部にも母がいるということか?ラストのリンゴの木に登って、リンゴを食べる少女の姿。そのピース(想い出)は幸福だったに違いない。
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