散歩と俳句のお供にいい音楽
ヴァレリー・アファナシエフ『シューベルト:楽興の時、ピアノ・ソナタ第17番 』(ECM/2012)
シューベルトのピアノ曲が好きになったのは『のだめカンタービレ』を観たから。千明がピアノのコンテストでシューベルトを弾くのですが、客席からケータイの着信音が流れてとちってしまう。「キューピーの三分間クッキング」でそれをアレンジしてシューベルトの曲と繋げたシーン。即興演奏のジャズですよね。
それと映画『ピアニスト』でもシューベルトが出てきました。「アンダンテ」を歩くようにと指示されたところを何回も練習させら、そのところどころで犬の遠吠えとか聞こえてくるとか。シューベルトが散歩の音楽ということがよくわかりました。
それでアシュナエフはECMということもあったのか。普段はジャズばかり聞いていたのがなんとなく興味を持って聞いたらこれが素晴らしい。その後にTVでもアシュナエフのドキュメンタリーをやったりして、好きなピアニストになりました。独特の間合いが俳句のようと評されています。このアルバムのライナーにも蕪村の俳句が出ていました。
水仙や 寒き都の ここかしこ(与謝蕪村)
ついでに私も水仙で俳句を詠みました。
過ぎ去りて気づき戻れず水仙花
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