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短歌レッスン30
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今日から新エディタのレッスンも兼ねて。普通に書いている分にはいいのだけれど。一行空きとか
出来た。今日は初心に戻って寺山校長の短歌です。
罰ゲームの今日の十首
穂村弘『シンジケート』から。
ゼロックスの光にふたり染まりおり降誕うたうキャロルの楽譜
子供よりシンジケートつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」
パイプオルガンのキイに身をふせる朝 空うまる鳩われて曇天
抱き寄せる腕に背きて月光の中に丸まる水銀のごと
「とりかえしのつかないことがしたいね」と毛糸を玉に巻きつつ笑う
「キバ」「キバ」とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に
パーキングメーターに腰かけて夜に髪をとき放つ 降れキューティクル
洗い髪に顔をうずめた夜明け連続放火告げるサイレン
水滴のひとつひとつが月の檻レインコートの肩を抱けば
マネキンのポーズ動かすつかのまに姿うしなう昼の三日月
台風の来るのを喜ぶ不精髭小便のみが色濃く熱し
「うたの日」お題
午前3:50分、すでにお題が出ていたからそれをやる。あと一つのお題に複数作るのも目標。会話入れる。冒頭掴みの言葉注意。
「ゴルフ」
「もうやらない、ゴルフセットを買わずにすむ」 架空の会話ゴルフ友だち云う
「片」
「うたの日」に折られた翼そもそもだ お前は天使ではない爺さん
「さん」
さん付けで友だちに呼ばれる寂しさよ 年下女子の呼び捨て時代
「本」
「本を踏むな」、乱読のきみが言った部屋掃除するのに足の踏み場もない
積読が崩れて踏み場のない部屋 本を枕に読書は可能
「ウヰスキー」
洋酒より地ウイスキー飲み友 子育て終わりふと想い出す
なんか変になった。もどらないからこのままのせる。だから新エディタやなんだ。
15時までの分。それ以降お題が出ていない。
今の所、「本」かな。
テキスト穂村弘『ぼくの短歌ノート』
「ドラマ化の凄み」
平凡な日常を非凡な短歌にするためにドラマチックに演出する
駅前の放置自転車神々に見放されたる病(やまい)のごとし
大西民子
積読が崩れて踏み場のない部屋 本を枕に読書は可能
(改)黙示録積読が崩れし部屋にて 本を枕に読書は可能
「本」は13時まで。今日は映画見に行きたいのだ。
休憩。
「説」
ぶ厚すぎる小説を読む十巻の「失われた時を求めて」
これいいじゃない。文字数もバッチリ決まっている。そのまんまだけど。ぶ厚すぎるをひらがにするぐらいか。
(改)ぶあつすぎる小説を読む十巻の「失われた時を求めて」
「コミュ障」
どんまいを連ちゃんのわれコミュ障というお題には投稿しない
「台」
「うたの日」はコミュ障という死刑台今日もどんまい明日ももどんまい
「筋肉痛」
お爺ちゃん万歩計を持てば筋肉痛翌日はリタイアまた万歩計
今日もどんまいだった。なんなの?ぶあつすぎる小説を読む十巻の「失われた時を求めて」
自慢短歌だっただろうから。小説が10巻もあるという、短歌で『失われた時を求めて』を詠んだという対比が面白いと思ったのだが、わかってもらえなかった。