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短歌レッスン20

今日は朝から「うたの日」のお題が出ていた。これやってから出かけて、夜結果を見るというのが理想なんだよな。

今日のお題は、「許」。こういうのはセンスを問われるようで難しい。「許す」とするか?熟語で「特許」という風にするか?「許す」になると真面目短歌になりそう。

母憎し 父の愛を 説きたるや 神のみ知る 許しの愛  宿仮

まだ字数が整理されないし、当たり前すぎる。

煙草くさき国語教師が言うときに明日という語は最もかなし  寺山修司

寺山修司は許さなかったのだな。母も父も叔父も。

許せない滔々と父語る母の愛ダブルバインドで引き裂かれたわれ  やどかり

許しのテーマは結構大きな問題となってきた。何故なら許しを得たいのはこの我かもしれないからだ。

母の愛ダブルバインドで引き裂かれ父は見守りぼくは許しを請う  やどかり

字数がととわない破調でいいのか釈迢空。

わが黙すこころを知れり。灯りのしたに ひたむきうつむきて みじろかぬ汝(なれ)は  釈迢空
滔々と父の愛説く母は家出する 沈黙の父許しを請うぼく  やどかり

かなりいい線かも。たばこ臭いを入れたかった。抽象語ばかりだ。

今日から先生を替えようと思ったが見つからない内に投稿時間がすぎてしまった。次は「ブーツ」。これは川柳で作っていたな。

そろりそろりと上げ底ブーツ後を追う  やどかり
そろりそろりと 上げ底ブーツ 後を追う 老人の知恵 転ばぬ秘訣  やどかり

とりあえずこれで投稿。これ転んだほうが面白いな。

爺さんは そろりそろりと 後を追う 上げ底ブーツ 見上げて転ぶ  やどかり

ちょっと下品かもしれない。もう少し自虐で愛の手を。浮かばないから今日はこれ。

結果またも惨敗ですね。♪2つは付いたけど。敗因は「上げ底ブーツ」を「厚底ブーツ」にしなかった。「厚底ブーツ」の歌があり、そちらは前向き短歌だった。今日はしょうがない。明日からは新しいテキスト、枡野浩一『一人で始める短歌入門』を図書館で借りてきたから期待できるだろうと自分で言うしかないのだった。


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