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鼓星乾坤一擲打音連打

朝は寒いと当たり前のようにつぶやく。もう起きるのが大変だった。寝るのが8時ぐらいには寝てしまうので、寝すぎて肩や腰が痛い。どうにかトイレに行ってうどんを温めてエネルギーを貯める。早朝読書は高橋睦郎『漢詩百選』。最近漢詩づいているのは、漢詩の世界が短歌や俳句の世界に役立つかもと思うからだった。高橋睦郎の世界か?

漢詩への抵抗感は、漢字が難しい。漢和辞典が必要だな。家にあると思うんだが、どこに行ったか。先日古語辞典は見つけたのだった。あまり利用してないが。漢字は部首に注目して、そこから合成される語が多いという。部首は有限で『康熙字典』で241部首ということなのだが新字体で新部首が存在したために混乱したという。このへんの仕組みを覚えれば、読めない漢字もなくなるのか?意味的に部首は重要だから部首から覚えた方がいいのではないか?

また漢字は男歌で仮名が女歌の基本というような。漢字がとっつきにくいのもそんなところなのかもしれない。ただ漢詩の世界はイメージが膨らむ。和歌でも漢詩からイメージされたようなものもある。

今日は王維。王維は盛唐の詩が李白や杜甫より前の人で、いまでは李杜の方が有名だが、当時は王維の方が正統で李杜は異端と見られていた。王維は宮廷詩人の雅さで『源氏物語』とかにも通じる。竹里館は宮廷の別荘というような内容の雅な詩。

月は冬になって花とか咲かないから、孤独な自分自身を見つめ直すアイテムになっているのだ。

ごみ捨ても躊躇ってしまうが月が出ているのか確認したが出てなかった。冬の夜空は予想以上に星が見えるな。オリオンを確認した。オリオンの消滅する星の話はどうなったんだろうか?なんだデマかいな。十万年は大丈夫だそうだ。今日の一句。

鼓星乾坤一擲打音連打 宿仮

漢字だけの俳句に挑戦。「打音連打」は瞬きする光の発信をイメージした。

打音連打で思い出したが、『ロール・ザ・ドラム!』という映画が期待外れだった。保守的なブラバンと革新的なブラバンのバトル物語なのだが、余計な話が混戦して、まとまりがない感じだった。ただ「Bella Ciao」が演奏されていたのでそこだけは良かった。

今日は予約本を取りに行かなければ。外に出るのが億劫になっていつも行動が制限される。そうだ、「短歌レッスン」も少しやった。小高賢『現代短歌の鑑賞101』はなかなかいいアンソロジーだ。最近、短歌は象徴的に作るようにしている。事物そのものとして詠むのではなくイメージとして詠むということ。みんなやっていることだが。今日の一首。

ブラバンの行進曲に不協和音 ずれてく音はまた変拍子

変拍子好き。


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