金大中をモデルにした大統領誕生前の秘話
『キングメーカー 大統領を作った男』(2021/韓国)監督ビョン・ソンヒョン 出演ソル・ギョング/イ・ソンギュン/ユ・ジェミョン/チョ・ウジン
解説/あらすじ
本作は、日本とも縁の深い第15代大統領、金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム・チャンノク)の実話を基に、最高権力の座をめざして政治家同士が激突する苛烈な韓国の大統領選の裏側を赤裸々に描いた衝撃作だ。
これは今、日本で作らるべき映画じゃないの?選挙請負人とか選挙参謀とか言い方はよくわからんが、統一教会関係の方が現政権を勝たせようとやっていた選挙運動のような。この映画はそこまでじゃないけど政権を変えたい理想の為には政治的に汚れ仕事をする参謀と金大中大統領がモデルという正義感溢れる大統領の葛藤の物語。
政治エンタメ映画でダークヒーローなんだけど正義の裏側というような興味深いテーマの韓国映画。韓国の役者も上手い。『ペパーミント・キャンディー』を始め数々の問題作に出ているソル・ギョングは、当たり前なんだけどイ・ソンギュンの参謀役が良かった。イ・ソンギュンは『パラサイト~』に出ていたというのだがあまり印象になかった。この映画の存在感は凄い。まあ、相手がソル・ギョングということもあるのだが。あとKGBの役の人(チョ・ウジン)。それぞれ特徴があって、キャラ立ちがいい。。女気がない映画だけど。
朝鮮半島の南北対立と同じように都市での東西ライバル対立と言っていたが。日本だと地方と東京の対立を煽って地方で保守層が票を固めるような。まあ大阪ってそういう感じでもあるよな。東京のインテリの対抗軸にお笑いを持ってくる。
日本でもこういう政治映画エンタメ映画作れないのかね。以前はこういう映画あったよな。
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