星野源 「いのちの車窓から2」を読んで
先日、星野源さんの新刊「いのちの車窓から2」を読みました。雑誌ダ・ヴィンチで連載されていたエッセイをまとめた本で、7年ぶりの新刊となります。
星野源さんのことはもう10年以上応援している存在。
「大ファンです!源ちゃん大好き!」とまではいけないまでも、細々と同行を見守っています。
今や、とてつもなくキラキラお洒落な存在と見ていますが、今回のエッセイを読むと以前から根っこの部分は大きく変わっていないなあと感じました。
今回の新刊で心に響いたのが
星野さんが、数年前のライブやラジオでの自分の言動や決断を「当時は面白い、良いと思って発信していたけれど、今では良いとは思えなくなった」と振り返った内容です。
私も身近な人に対してだったり、仕事の中での自身の言動や行動を思い出して苦しくなることがあります。
夜に子どもにミルクを上げている時に、ふと数年前の出来事を思い出し
「何であんなことしたんだっけな〜この世間知らず!馬鹿馬鹿!」
なんて悶えてしまうことがある。
他の人でも、こんなに過去をクヨクヨ悩むんだろうか。
日々、過去の自分に苦しむ一方で
周囲の友人や家族と会った時に聞いてみれば良いのだが、会った時はポジティブトークをすることがほとんどで聞けていませんでした。
私は駄目だなぁと反省しきりな毎日ではあるけれども
星野さんの考え方やアンテナをアップデートしながら「今、何が一番良い選択なのか」を探し続けること 今を、これからの日々を、より良く生きることにも繋がるはずだ
その言葉に勇気をもらいました。
そうか、数年前の自分より私はアップデートされて生きていくんだと納得した。
振り返ると、この数年には人生の節目(コロナ禍、転職、引っ越し、家族との死別、妊娠、出産など)の数々の大イベントを経て、いろんな考えに触れたりして、イベント前の自分とは格段にレベルアップしているんだ。人は変わっていくんだ。
そう思うと、経験に乏しかった過去の自分も今の自分も肯定しても良いのだとジワジワ感じています。
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