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まぶしい夏の日
吉本ばなな(2010)「TUGUMI」中公文庫
を読みました。
うすくて読みやすそうという軽いきもちで手に取ったのですが、
そのうすさは関係なく、ほんとうにあっという間に読み終えてしまいました。鮮烈な夏の思い出を追体験した気分です。
始めはつぐみが煙たく、こんな子が知り合いにいたら近寄らない…と思いつつ読んでいました。
でもそうではなかった。つぐみはいやな子ではなかった。
なんて強く正しく生命力のある女の子なんだろう。
つぐみは煙たいのではなくまぶしかったんですね。
光に満ち溢れた一瞬の夏でした。
来年もまたつぐみたちに会おうと思います。