『異界探偵 班目ザムザの怪事件簿』発売にともない同人誌のキャラクターが商業進出しました！

『異界探偵 班目ザムザの怪事件簿』が1/7に『小学館文庫キャラブン！』さんより刊行となった。

異界探偵班目ザムザの怪事件簿 | 書籍 | 小学館

本作に登場するバディのツクモとザムザは、個人誌『式守九十九の人間観察』が初出のキャラクターたちだ。
『人間観察』は、文フリ東京39で頒布を開始したのだが、そこから約一ヶ月で彼らが商業の世界に乗り込むことになったのである。

式守九十九の人間観察 - 蒼月書店 - BOOTH

『人間観察』と『怪事件簿』、いずれも独立した物語になっており、どちらからでも、いずれかひとつでも楽しめるようにしてある。

時系列は『人間観察』→『怪事件簿』の順だ。
『人間観察』は異邦神ツクモが中心の物語となっており、『怪事件簿』は異界探偵ザムザが中心となっている。
人の数だけ物語があるし、一人の人間が複数の物語を抱えていることもある（といっても、ツクモは人間ではないが……）。
私はキャラクターの人生のあちらこちらを切り取って一冊の本にし、皆さまにお見せできればと考えている。

同人誌を商業作品にしたり、商業作品の続きを同人誌にする方は多いが、本作はいずれでもない。
同人と商業を対立軸で語る方もいるようだが、私はそれぞれの強みを活かしつつシームレスにやっていけたらと思う。

今は手探りをしつつ、できることはないかとあれこれ考えている最中だ。
また何らかの動きがあり、皆さまに報告できると幸いだ。