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トレモロ

文章を書くというのは楽しいものだ。noteを書くようになって改めてそれを感じている。僕は人と討論をするのが苦手だった。今も別に得意ではないが。思ったことを口に出すのは難しいことだ。
文を書くのは表現である。その行為に抵抗がある人も少なくない。
だからこそ大学生という生き物は叫び苦しみながら文章を綴るのだ。あなたも似たような経験をお持ちだろうか?

どんなに気に入らなくても意味がないと思っても、案外書いた言葉は無駄ではない。手書きのものも、印刷されたものも、データで残ったものも。それは星の光のように、輝いた瞬間から何年も何十年も経った先にいるいつかの自分や誰かに届くかもしれない。そして何かの糧になるかもしれないから。
そう、かもしれないという可能性の話だ。可能性があると考えられるのだ。
ほら、無駄ではない気がしてきただろう?

「トレモロ」という詩を書いた。

書いた言葉がはじめは弱くて力のないもので、どれだけ自信がなくて消えそうになっても、あなたの手から作り出して繋いできた文章は素敵で、遠く遠く、どこまでも世界の果てまでも届けにいける力があるんだよ。
そんな気持ちを込めた。

ちょうどこの詩を書いたときに聴いていたRADWIMPSのトレモロからタイトルはもらった。僕が好きな歌い出しの「満点の空に君の声が響いてもいいような綺麗な夜」という歌詞が美しく、絵の中には星空を描いた。

今日も僕はこの文章を書くことを楽しんでいる。
一人でも読んでくれる人がいるのが嬉しいからだ。noteからくる記事がスキされた時の通知にある「作品が読者に届いています!」なんて一言がなんだか嬉しい。
好き勝手に並べた言葉が意味を持って誰かの時間の一部になるのだ、なんと不思議で素敵なことでしょう。

Wish upon a star.
まだ見ぬ誰かに、今日も言葉の宇宙からこの記事が見つかることを願って。 

トレモロ

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