【不登校を楽しむ】♯6 時間を気にせず昆虫観察
発達凸凹・不登校から学校復帰・寄り添い続けて9年目のaoママです。
これは息子が不登校中に楽しみまくった話です。
朝から外に出て動かなくなった息子。
何見てるのかなぁ?と思ったら、飼育していたダンゴムシが産卵中でした!
お腹の袋をやぶって小さなダンゴムシが一生懸命出てきていました。
息子はそれをじーっと見ながら「がんばれ!がんばれ!」と小さな声でダンゴムシの親子に声をかけていました。
朝の忙しい時間帯。
小学生は学校にむかう時間。
不登校の息子は焦る必要もなく産卵が終わるまでじーっとダンゴムシを見続け応援し続け、最後は落ち葉を拾って入れていました。
はじめて見ました。
ダンゴムシの産卵。
自分が子どもの時だって見たことなかった。
息子が不登校になったからこそ出会えた世界。
この年はこれだけでは終わらず、カマキリがたまごから産まれる瞬間に立ち会い、ワラジムシの産卵に立ち会い、バッタが成虫に脱皮し羽を伸ばす瞬間にも出会いました。
息子の色鮮やかな世界に一緒に入って、今まで知らなかった気づかなかった小さな虫の世界をとことん遊び尽くした時期。
息子が一生懸命「がんばれ!」と応援する姿もとても可愛くて、優しい息子で良かったなぁと本当に嬉しく思いました。
ベランダには大量の虫かごがあって、カマキリ・カブトムシ・クワガタ・バッタ・コオロギ・ダンゴムシ・カミキリムシ・カナヘビいろいろ飼育しました。
毎日それぞれのエサをとったり捕まえたり。
何を食べるのか、どうやって飼育するのか一緒に図鑑で調べて、一緒に飼育ケース作って、一緒に観察。
それまで虫にも昆虫にも興味のなかった私が一気に引き込まれるくらい息子の世界はキラキラ輝いていました。
今は毎日学校に虫かごを持っていき、クラスのお友だちと昆虫観察するようになった息子。
それは少なからず不登校中に楽しんだ昆虫観察の思い出があるからだと思います。
発達凸凹で不登校があったって、毎日を楽しく過ごせたらそれで良い。
「楽しい」は「生きる力」になるから。
今の「楽しい」を大切にこれからも子どもに寄り添いながら素敵な発見をしていきたいと思います。