採用広報で成果を出せる たったひとつの理由
※この記事は、ドクターメイト Advent Calendar 2022 4日目の記事です。
昨日の記事はこちら!
こんにちは! フリーランス採用広報のアオパンこと青柳です。
今日はドクターメイトの事例をもとに、私の思う「採用広報で成果を出せるたったひとつの理由」をご紹介します。
ドクターメイトは、介護×医療×ITのベンチャー企業。
いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談や夜間オンコール代行サービスを提供している会社です。
新規事業として、介護/看護スタッフの教育事業も立ち上がりました。
医師・看護師・介護福祉士などの専門家やIT人材たちが所属するドクターメイト。
アナログかつ人材不足な介護業界をITで変えるために、介護施設の方々と連携しながら日々頑張っています。
Mission:すべての人生を右肩上がりにする
Vision :持続可能な介護のしくみを創る
ドクターメイトが悩んでいたこと
そんなドクターメイトですが、仲間集めに関して大きな課題を抱えていました。
応募が少ない、スカウト返信が来ない、内定承諾が来ない……。
その原因のひとつは、ミッション共感が得にくいこと。
教育や小売であれば、大多数の人たちが原体験を持っていたり接点を持っている業界ですが、ドクターメイトは「介護」のフィールドで戦っています。
事業を身近な課題として認識するほどの接点がない場合、なかなか共感しづらいものですよね。
そんなわけで当時のドクターメイトでは「なぜそれをやるのか」「何が課題なのか」といった前提から説明しなければなりません。
それを、代表や役員が自ら語っていました。
すべての説明をした上で、アトラクトにも時間と労力をかける日々。
スカウトしてきても反応が薄く
「なかなか課題感や魅力が伝わらない……」
「説明に労力がかかりすぎる……」
「相互理解や見極めする時間がない……」
と悩んでいました。
そこからプロ人事の徳永さんや私が加わって、採用広報に力を入れたり、仲間集めのフローを見直して約10ヶ月。
どんな変化があったのか、ざっと見てみましょう!
10ヶ月後の変化と成果
①Wantedlyトレンドランキング常連化
隔週ペースで記事をリリースして、直近の最高順位は下記の通り。
7月29日 1位
8月12日 3位
8月26日 2位
9月16日 1位
9月30日 1位
10月14日 2位
10月28日 2位
11月11日 1位
11月24日 4位
1位や2位がずらり、です。
記事を出せば露出が見込めるくらいの勢いになっています!
②エントリー数が4倍に爆増
昨年度の年間エントリー数は300件程度でしたが、今年度の総エントリー数はなんと約1200件に爆増。
新規事業が始まったことによる求人の拡大などの要素もありますが、大躍進の成果です。
毎月100件以上のエントリーがある状態なので常にパイプラインが充実していて、メンバーがぐんぐん増えています。
③事業やMVVへの理解度がぐーんと上昇
カジュアル面談で会話した内容から、すでに出ている記事をおすすめして情報キャッチアップを促せるようになりました。
すると候補者は事前に記事を読んで、MVVやカルチャーを理解してくれます。
面接に来てくださるときにはすでに候補者の理解度や志望度が高いので、前提の説明に時間を割く必要がありません。
「これからどんなことをしたいのか」「何を求めているのか」といったフィットの見極めに注力できるようになりました。
一次・二次でスキルフィットなどの見極めが完了しているので、最終面接では気持ちよく未来について会話できるようになり、安心して内定を出せるようになったとのことです!
なぜそんなに成果が出たのか
こうした成果が出続けている理由はなんなのでしょう?
それは「メンバー全員で力を合わせているから」。
採用広報がうまくいく企業に共通しているマインドは「全員広報」だと思うんです。
ドクターメイトの仲間たちは、仲間想いで、本当に協力的。
「全員広報」の実現に必要なのは個人個人のフォロワー数や文章力ではなく、「俺たちのことを知ってもらおう」という共通認識と、仲間への興味なのだと思います。
インタビューの依頼をすると「ぜひお願いします!楽しみ!」と言ってくれる。
インタビュー時に話題になった内容の補足や、参考資料を送ってくれる。
地方在住のフルリモートメンバーも「写真、自分で撮りますね!素人なので、アドバイスください!」と、いろんな画角の写真を送ってくれる。
リリースした際にいいねやシェアをお願いするとたくさんのリアクションスタンプがつく。
それだけじゃなく、すぐに読んで「〇〇さんらしさが出てるいい記事」「面白かった!」と賞賛してくれる。
ドクターメイトのメンバーは、仲間に強い関心があって
「仲間のことをもっと知りたい」
「仲間や会社の魅力を、もっといろんな人に知ってほしい」
と思っている人ばかり。
だからこそ、こうした振る舞いを当たり前のようにできているように思えるんです。
この記事を書くきっかけになったアドベントカレンダーも、採用広報担当の私が頼んだとかでは全然なく。
メンバーが自発的にやろうやろうと言って始めてくれて、私はそれに「やったー!」と乗っかっただけ……笑
こうやって「みんなで協力」「みんなで情報発信」「みんなで賞賛」するカルチャーができたから、採用広報の成果が出るんですね。
大事なのはクオリティじゃない
どんなに企画が良くても
どんなに写真が良くても
どんなに文章が良くても
誰かに届かなければ出会いにならない。
情報発信のクオリティを高めるのも私の仕事だったりしますが、私だけでできることなんてたかが知れています。
発信する人も拡散する人も、たくさんいる方が当たり前に強いんです。
前職のコドモンでも「隣で働く人を自分で探す」という考えのもと、メンバー全員で仲間集めをしてきました。
インタビューなどの情報発信に気持ちよく応じてくれるし、リファラルも多い文化。
入社時60人程度だったメンバーは、たった2年間で200人を超えました。
そしてドクターメイトでは、ジョイン時30名ほどだったメンバーが、10ヶ月で60名に倍増。
勢いこのままに、今後もどんどん拡大していきそうです。
両者に共通しているのは、メンバーが仲間想いで、協力的で、みんなが同じ方向を向いていること。
つまり。
メンバーみんなが一丸となって、
発信と相互理解を楽しむことが
たったひとつの成功の秘訣!
「ミッションがわかりにくいから人が来ない」とお困りの方〜!
ぜひドクターメイトのように、みんなで力を合わせて「入社理由」や「会社の魅力」を発信し続けてみてください!
ドクターメイトとしては初挑戦のアドベントカレンダー。
いろんなメンバーから語られるドクターメイトを、どうぞお楽しみください!
https://adventar.org/calendars/8407
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