不幸に引き寄せられる
自宅療養106日目。4:30起床。暑さで起きたが目覚めはすっきり。模様替えがうまく行ったかも。少しうだうだしてる内に日が昇る。始発列車が走り、外を行き交う人の数が増える。いかにも一日の始まりって感じがする。今日は肯定的に受け入れることができている。
トマトソースが食べたくなり、余っているナスを塩で焼く。湯を沸かしてパスタを茹でる。最後にソースと和える。一つのコンロで3つの工程があるとやる気が削がれる。ただどうにもならないので工夫してこなす。
好きなもののことばかり考えていると、他人や世間が薄くなっていく。それを良いこととして受け止める。
買い物のついでに服を買う。グレーのパンツと白のタンクトップ。オシャレではないのに洋服が好きで、見ているだけで嬉しくなる。冬のアウター以外は全てユニクロGUでまかなっているが全く問題がない。時代による社会通念の変化が自分の価値を変えることはままあるが、ファッションはその最たる例だと思う。
夜中にXのポストを見ていると、いつも以上に欲しい本が見つかってしまう。暗がりのなか、手元の四角い明かりを凝視する光景はある意味グロテスクだが、人間はなぜこうも見る事に対して貪欲なのかと不思議になる。新刊発売時に迷った末にスルーした本をあっけなくポチッてしまう。やはり深層では欲しかったのだろう。500P以上もある個人全集。デビュー作にして全集とは面白い。柳美里みたいな全身作家ぶりで、魂の慟哭が燃え盛りながら饒舌に書かれている事を願う。