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いきかたはそれ、ひとつじゃないから
生きることの醍醐味は、心を動かすことそのものにあるのだと思う。つまりは感動。死んだ、その先にあることはわからないけど、生きてるからこそできることだと思うから。
うれしいたのしい大好き!みたいな、できればそっち方面の要素が多い方がありがたいけど、かなしいしんどい大嫌い!だって、立派な「感動」なのだと、前に読んだ何かの本に書かれていてハッとした。
ネガティブな感情に支配されているとき、もう本当に、感情なんて邪魔だと思う。でも、なんでもない毎日がとつぜん艶々と輝きだして、その尊さに気づける瞬間っていうのはやっぱり、とんでもないネガティブを経てからだったりもする。
わかりやすいものをつい羨んでしまう気持ちはあるけど、ほんとうの成功は、どれだけお金を稼げたかとか有名になれたかとか、そういう記号的なものではなくて、どれだけ感動できたか、どれだけ心を動かすことができたか、なのかもと私は思う。
それは別に、世界を旅したり大恋愛をしたり新規事業を立ち上げたりとか、そういうドラマティックを起こさなくても、生きてさえいれば、心ひとつさえ持っていればそれだけで、誰にだってできると思う。思うけど、細心の注意を払って、できるだけ心を動かさないように生きているひとも多いと思う。もしくはその過程さえ通り過ぎ、心が麻痺しているひとも多い。私もそういう時が多々ある。その方がしんどくないから。コスパがいいから。でもたのしくもないよなあ。
いろんなひとがいることで世界が成り立っているから、いろんな生き方があって当然だけど、この道を歩いていれば無難だからとか、成功するにはこの道でなければいけないからとか、そういう理由でひとつのいきかたに執着するのはもったいない気がする。
失敗して悔しいとか恥ずかしいとか、それも立派な感動で、だからやりたいと思ったことは、できるだけやった方がいいよな、と思った今朝。