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noteを40記事書いたら、自分のことが少しだけ見えてきた
自己紹介が苦手だ。
良くも悪くも人や空気に流されがちなわたしは、時々自分のことがわからなくなる。コロコロと移ろう自分を、その場その場にふさわしい文字数と親しみやすさで紹介するなんて、とてもできそうにない。
「それではみなさま、一言ずつ自己紹介をどうぞ!」
なんてのが、想定外のタイミングで回ってきた日なんかには、視界が揺れるくらいの緊張で他の人の名前なんてひとつも覚えられない。
ほとんどの人がそれなりに流暢に、大人の態度で自己紹介をこなしている様に圧倒されて、絶望的な気持ちになる。
noteを書き始めた一番の理由は、文章が上手く書けるようになりたいから。自分の内に渦巻く物語や感情を、自分の言葉で表現してみたい。
そのくせ個人的なことについて、つまりはエッセイを書くのが自己紹介と同様得意じゃないから、練習のためにとnoteを始めた。
自分に課したノルマは、週に1記事以上をアップすること。
テーマや字数の縛りは設けずに、本や映画の感想だったり呟きの延長だったり、詩のようなもの、日々の気づきなんかをとにかくまずは、書きやすいように自由に書いてみることにした。
約4ヶ月前に最初の記事をアップしてから、この記事で41記事目になる。
40の記事を書きながら、あなたはずっとそれにこだわっているんだね、これが不安なんだねと、自分で自分を発見することが多々あった。
好きな構成だとか言い回しとか、ここは気取りすぎてるなあとか、綺麗にまとめすぎてるなあとか、文章表現的な部分での個性や癖も少しずつ見えてきた。
ともかくはっきりしたことは、やっぱり、書くのは楽しいということだ。
ゼロから文章を練り上げるときの工作的なわくわくだったり、伝わったときの嬉しさだったり、自分を掘り下げることの面白みだったりを、定期的にnoteを書くことで今、再認識している。
下手くそだからと諦めないで、どんな形であれ、わたしは文章を書いて生きていきたい。