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NPO法人あおもりIT活用サポートセンターとは?

NPO法人あおもりITを活用サポートセンターのnoteでは、ウェブサイトでは伝えきれない私たちの具体的な活動の紹介、活動や普段の生活を通じてスタッフが発見したことや気付きを発信します。青森県のよりよい未来を作り上げることに関心がある方デジタルに興味のある方に読んでいただきたいです。
今回の記事では、私たちの組織(2024年ver)についてご紹介します!

組織概要と我々がやりたいこと

NPO法人あおもりITを活用サポートセンター(以下、AOIT)は、ITの利活用と雇用機会創出による産業の活性化を目的として県内IT事業者が集結し、2012年に設立されました。
あまり知られていないのですが、実は青森県のスマートフォンやインターネットの利用率は、全国で最下位レベルです…
総務省「情報通信白書」令和3年度版

設立当初は、エンジニアやウェブデザイナー、ウェブライター等のインターネット界隈の事業者で繋がり様々な活動をしていましたが、2020年の新型コロナウイルスをきっかけにテレワークの普及やChatGPT等の生成AIの台頭、DXの潮流など、IT企業以外の方々もデジタルの利活用に対する需要が高まり、その方々に向けた活動も増えてきました。
そこで私たちは、2024年8月に組織のかかげるミッション・ビジョン・バリューを変更しました。現在では、業種も関係なく学生〜高齢者まで様々なサービスを提供しています。

◯ミッション:デジタルで豊かな青森をつくる
◯ビジョン:デジタル人材が集い、育ち、活躍する青森
◯バリュー:
・「好奇心」が出発点
・「思考」し続ける集団
・「繋がり」を大切にする


ミッション・ビジョン・バリューの詳細を知りたい方はこちら

事業紹介

「AOITではプログラマーをたくさん抱えている会社なんですよね?」ということをよく聞かれますが、実はそうではありません。
私たちは、県内の課題をデジタル技術や人を通じて解決することを目指しており、IT事業者とそうじゃない方の間に立ち様々な活動をしています。またその多くが地域の課題に直結しているため、行政や自治体と連携しながら実施するものがほとんどです。
2024年8月時点で力を入れている事業を紹介します。今回紹介するものは全て無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。

青森県DX総合窓口

デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する相談を無料で受けられる窓口です。「どこからデジタル化をはじめていいかわからない」「専門家の意見を聞いたうえで進めたい」「企業を紹介してほしい」「ツール選定のアドバイスがほしい」など相談者さまのニーズに応じた支援を専門家が提案します。専用のポータルサイトには、最新の補助金情報県内デジタル化事例も掲載しています。
※「青森県 総合政策部 DX推進課」からの受託


青森県DX総合窓口専用ポータルサイトで無料相談受付中です!

奥津軽ママICTワーカーカレッジ

出産を機に会社を退職し再就職を目指すも、育児との両立から就職先が限られている女性が多くいます。奥津軽ママICTワーカーカレッジでは、コロナ禍を機に普及した時間や場所に縛られない働き方であるリモートワークができる女性の育成を目指し、PCスキル習得の講座を無料で提供しています。気軽に質問や相談をできるようにコミュニティも提供しており、交流と学び合いを促進することを目指しています。少子高齢化が進む青森県において、働き手の確保は非常に重要な課題で、女性リモートワーカーがその役割の一部を担うことが出来ると考えています。
※「青森県西北地域県民局 地域連携部 地域支援担当」からの受託


募集期間は終了しています。

都市部と青森の人材による交流事業

県内の大きな課題として若者が大学進学や就職のタイミングで県外へ転出することが挙げられています。一方、時間を経て地元への移住を検討する人材も多くいます。そんな方々に県内移住に必要な仕事や県内事情、県内人材との交流する機会を提供しております。今年で9年目になりますが、毎年参加者から移住者を輩出しています。本事業のメインターゲットであるIT系の仕事をする方々は、専門性をもっているため転職しやすい、リモートワークをしているなど移住との相性も非常にいいです。また、故郷のためになにか自分の持っているスキルを活かしたいという参加者も非常に多いです。仕事や移住は人生でも大きなピースになるため、熱量や本気度が高い人材が集まっています。
※「青森県 総合政策部 DX推進課」からの受託


令和6年11月2日(土)14:00〜17:00に東京で説明会があります

9月と10月に三沢市と弘前市で都市部と地元人材の交流会を実施します

【教職員対象】デジタルを活用した業務効率化・授業づくり出張セミナー〈無料〉

GIGAスクール構想によって、学校にタブレットやインターネット環境が整備されました。 令和6年度 全国学力・学習状況調査の結果(概要)内「 ICTを活用した学習状況」によると、ICT機器を「ほぼ毎日」「週3回以上」活用する学校は、小・中学校ともに90%以上となっています。この数値だけ見るとかなり普及しているように見えますが、現場の先生から直接話を聞くとまだまだ活用できる幅があると考えています。また、「どのように使えばいいかわからない」「アイディアがわかない」「自身で勉強進めるまでのモチベーションや学習時間が確保できない」など全く利用できていない方がいるのも事実です。
デジタルの活用は、業務時間削減や子どもたちの学びの意欲や成績をあげる可能性があります。興味がある方は、お気軽にお申し込みください!
※自主事業

【学生・保護者対象】IT安全教室出張サービス〈無料〉

インターネットの普及が加速する現代、使い方に困っているが相談する相手がいないという声をよく耳にします。生まれた頃からスマホやパソコンに触れることが当たり前になっている学生は使い慣れている反面、リスクや健康被害について十分理解していないケースが多いです。また、保護者も、約束やルールも決めずに買い与えたまま放置していたり、特性を十分理解していないことから与えない選択をしているケースもあります。
具体的な事例や発達段階に応じた内容に調整しますので、興味がある方は、お気軽にお申し込みください!
※自主事業

障がい者支援のためのICTサポーター育成講座

デジタル技術は、情報へのアクセスを容易にし、個々の可能性を広げます。障害者がこれらの技術を自由に活用できるようにするため、障害者のデジタル機器活用をサポートするICTサポーターの育成をしています。
昨年度までは高齢者と視覚・聴覚障害者に焦点を当てていましたが、新しいカリキュラムでは、視覚・聴覚障害を含む身体障害(肢体不自由など)、発達障害、精神障害など、より多くの障害について取り上げます。
事業の目指すところは、障害のある方々が、スマートフォンやICTを日常生活で自在に使いこなすためのサポートを提供できる人材を養成することです。
経験豊富なアクセシビリティの専門家が担当します。
※「青森県 総合政策部 DX推進課」からの受託

詳細、申し込みはこちらから

その他にもコワーキングスペースの運営オンラインイベント配信サポート等も実施しています。ご興味がある方は、お問い合わせフォームからご連絡ができます。

お問い合わせはこちらから

今後も私たちは、「デジタルで豊かな青森をつくる」を目指して、一生懸命活動してまいりますのでよろしくお願いします!
2024/08/30(金)
執筆者:マネージャー 風晴 翔太

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