妄想企画書 -マキトリ絵本プロジェクト-
いつか実現したいプロジェクトがある。名付けて「マキトリ絵本プロジェクト」。
デジタル技術の発達と浸透で、家でもスマホひとつあればあらゆることができるようになっている。それはとても便利で、エキサイティングなこと。その一方で、実際に体を動かし関わって、五感を使って楽しむことも何にも代えがたいものだと思う。そんな機会が提供できたら。
ということで考えたのがマキトリ絵本。
装置は2本のポール。大人の背丈をゆうに超える高さは欲しい。絵本は長い1枚の布で巻物状になっている。2本のポールを3メートル程間隔をあけて置き、巻物絵本を設置する。片方のポールには取っ手がついていて、それを回すと絵本布がポールに巻き取られ、ストーリーが展開する仕組み。
なかなか文章にしづらい。図にするとこんなイメージ。
巻き取りレバーの構造やどのように自立させるかまでは考えられていない。でも、横置きも縦置きもできるようにしたい。
この左右上下に巻き取られる構造を活用したストーリーアイデアは色々考えられる。次々に現れるドアを開くと意外なものが出てくる「仕掛け絵本」的なこともできるし、様々な動物が次々に登場する「どうぶつずかん」絵本でもいい。異なるテクスチャの布を組み合わせて触感も楽しめるものにしよう。
ストーリーのアイデアはあくまで一例。いろいろな方にお願いして、多様な巻物絵本をラインナップしたい。遊具のように戯れられるアートになったらいい。
私は、紙芝居屋さんならぬ「マキトリ絵本屋さん」として、街に出向いて子どもも大人も楽しませるのだ。移動の負荷を軽減するために装置全体は軽量に仕上げたい。触ったりひっぱったりすることも考慮して、絵本布は耐久性も追求しなくては。
そんなわけで、この装置を作る人と、絵本布制作に参画してくれる方を募集します。ご連絡はこちらまで。
なんちゃって。
noteで文章を投稿し始めてから、文章化した考えは自分の意識により深く刻まれていくことが分かった。第三者が読むことが前提だからこそ、考えをより客観的に構造的に深堀りするからかもしれない。
今は妄想レベルのこの企画書も、もしかしたら無意識化で実現に向けた歯車がまわりだすのではないか。これもひとつのマインドセット。そんなことを期待して書き記しておきます。