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ちょっとだけプロセカを知ってる私が大絶賛したくなった『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』
【プロセカミリしら】というタイトルで投稿したかったが、ミリしらではなく、「25時、ナイトコードで。」を好きであるためにヒキが弱くなってしまいました。ここで嘘をつけないのでバズり力に欠ける男こと、私。
「25時、ナイトコードで。」はいくつかのストーリーイベントを読んで楽曲は全部聞いています。ので、世界観もなんとなくわかります。しかし、ニコニコ初期からインターネットにつながっている私ですが、初音ミクはあんまりわかっていません。
映画館ででかい音で聞く音楽はいいんだから~教のワタシとしては、初音ミクの映画はそれだけで見に行く価値があると判断。プロセカキッズを自称する謎の男(プロセカ未プレイ)に誘われて見てきました。私のほうがプロセカにおそらく詳しいです。
本編のネタバレというネタバレはしませんが、ちょっとだけ内容にふれる部分があります’。ですが視聴体験に強くは影響しないでしょう。
コンテンツの映画として120点の評価です。
ストーリー
わかりやすいテーマで、なおかつ音楽が持つ力の一端を感じさせてくれるものでした。プロセカのコンテンツを使った凝った内容じゃないので、アプリプロセカや初音ミクを全く知らなくても楽しめると思います。
映画オリジナルの姿のミク(かわいい)とプロセカキャラたち(5ユニット)の日常からはじまる物語となっており、起承転結がきれいにまとまっていて、それでいてプロセカならではといえる内容になっていました。
日常パートからはじまることで、もともとキャラが好きであろうファンへのサービスはもちろん、あんまり知らない私でもキャラの名前や特徴がザックリつかめる形になっていました。初心者にもやさしい作り。
起承転結の転からの流れが美しく、プロセカの世界観、コンセプトを発揮しきっているように感じました。天晴。
ひとつツッコむのであれば、野良猫に煮干しやチュールをあげるのはやめましょう。普通に。
あらすじ
CDショップで聴いたことのないミクの歌を耳にした星乃一歌。
彼女はモニターに、見たことのない姿の“初音ミク”を見つけ、「ミク!?」と思わず声に出す。
その声に驚いたミクは、一歌と目が合ったものの、ほどなくして消えてしまう。
後日、路上ライブを終えた一歌のスマホに、以前見かけたミクが姿を現す。
寂しそうに俯くミクに、一歌はそっと話を聞いてみると、
“想いの持ち主”たちに歌を届けたいのだが、いくら歌っても、その歌が届かないという。
ライブで多くの人の心に歌を届ける一歌の姿を見て、
彼女のことを知れば自分も“想いの持ち主”たちに歌を届けることが出来るのではと考えたミクは、
一歌のもとにやってきたのだった。
ミクの願いに「私でよければ」と微笑みながら一歌は答え、
初音ミクと少年少女たちの新たな物語が始まる―。
楽曲
ここはどうしても好みが出るので~~といいたいのですが、初音ミク発の名曲がところどころで流れるファンサービスはもちろん、プロセカの楽曲や劇場版の新曲をたっぷり味わえるので、あなたに合うものもひとつくらい見つかるのではないでしょうか。
今回の新曲の中では、私はコレ!
そこに在る、光。/25時、ナイトコードで
アフターライブ
劇場のあとで見られるライブ演出。2ユニットの劇場版専用楽曲を楽しむことができます。存在自体は知っていましたが、どんなローテでやっているのかは調べていませんでした。25時、ナイトコードで。が出なかった場合はもう1回以上見に来る可能性がありましたが、なんとか耐えた模様。
アイドルアニメが好きな私としてはちょっとだけ演出が弱かったように感じる映像でしたが、”実在性”を感じるものでした。そこにメンバーたちが”居る”。そんな演出というか、雰囲気を醸しています。好きな人にはたまらなかったでしょうね。
まとめ
コンテンツの良さを乗せきっているように感じるいい映画でした。とりあえず初音ミクが好きという人にはもちろん、とりあえず映画館でデカい音で聞く楽曲が好きという人にもおすすめです。つまり全員におすすめといっても過言ではないでしょう。
見たいものが見られてある程度筋の通った物語を触れる機会はあまりないので、満足度が高い。プロセカファンではない自分でももう一回くらい見てみてもいいなと思える映画でした。
オマケ
おもしろさと感じるところにどんぴしゃでかかる部分ではないのですが、25時、ナイトコードで。が鍵、とまではいかないものの物語のターニングポイントとして扱われていました。
たまたまこのユニットだけ詳しいので、大筋のテーマとこのユニットを中心として描く物語は重なるものがあったということに気づいたおかげで1.1倍ほど楽しめたように思います。乗り越えた…乗り越えてはないかもしれない25時、ナイトコードで。が歌う「そこに在る、光。」だから染みるものがあると思うのです。