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読んだ本をまとめて簡単に紹介。

 今年、読んだ本をまとめます。物語の設定と感想を簡単に書こうと思います。本の感想を書くのは苦手なので、本当に一言だけ。



(2021/04/12 読了)

 友達のいない少女が様々な過去を持つ女性と出会いながら、「幸せとは?」という問いの答えを考えていくストーリー。4月に読んだので細かいところは覚えていないけど、主人公に自分を重ねながら読んでいたと思います。



(2021/06/01 読了)

 学校に居場所がない少女の部屋の鏡が突然に光だし、鏡をくぐった先の城で似た境遇を持つ少年少女と出会うというストーリー。本屋大賞受賞も納得。読書の楽しさを存分に味わえる物語でした。



 (2021/09/30 読了)

 大学生の春桜はるかと秋葉の恋愛小説。著者の小坂流加さんが残したかった言葉が最後の方のページに詰まっていた気がします。



(2021/10/18 読了)

 依田いつかという少年が突然、「誰か」が自殺してしまうという記憶と一緒に過去にタイムスリップしてしまう。坂崎あすなたちと一緒にその「誰か」を探しだす物語。人物・心理描写がとても細やかで、最後の展開も良かったです。



(2021/10/21 読了)

 主人公の貴瑚が、母親に虐待されている少年と出会うところから始まる物語。アンさんという人物も大きく関わってくる。つらい過去や現状を持つ登場人物が、どうか救われますように、と願いながら読みました。



(2021/10/26 読了)

 推理作家の香月史郎と霊視能力があるという霊媒師・城塚翡翠ひすいが「霊視+論理」で事件に立ち向かっていく。途中までかなりモヤッとしたものがあったのですが、それもこの結末の伏線のひとつだったのか、と納得しました。



(2021/10/30 読了)

 天才建築学者・驫木煬とどろきようの邸宅に招かれた各界の天才たちが次々に事件に見舞われていくミステリー。「こういうことじゃない?」という仮説は序盤に立てられたけど、実際はもっと壮大な仕掛けがありました。最後に明かされた事実の方はただただ驚きました。



(2021/11/01読了)

 日常で起こりそうな”身近な地獄”を描いたイヤミス短編集。確かに現実にどこで起こってもそれほど不思議でない短編集でした。



(2021/11/07 読了)

 祖父と従姉妹とともに火事に遭い、生き残ったものの大火傷を負ったピアニスト志望の遥。天才ピアニスト岬に師事し、ピアノコンクールに挑むというストーリー。その可能性を考えていなかった……。しっかりとミステリーでした。



(2021/11/11 読了)

 社会的マイノリティの枠にも入っていないようなマイノリティの話。自分自身にまったく関わっていないわけでもないような気がする。だから、最後の方の一種の心の叫びみたいなものが切ないと言うか悲しく響きました。



(2021/11/16 読了)

 短編ミステリー。最後にゾッとするような展開が多かったです。ホラーの毛色が強い作品もありました。



(2021/11/18 読了)

 10人産んだら1人殺してもいい、という「殺人出産制度」がある世界の話。なかなか気持ちが悪い描写もありました。極端な設定だと思いますが、未来では何が「社会的に正しいこと」とされているかは分からないというところは現実的だと思いました。



(2021/11/24 読了)

 夜見北中学に転校してきた榊原恒一。3年3組のクラスメイトは何かに怯えているようで、一人の生徒「見崎鳴」に至っては、自分だけ存在を認識できていて、みんなからは見えていないのかもしれない……というホラー小説。作品の空気感、「正体が分からない」とか「恐怖から逃れるためにやってしまう恐ろしい手段」みたいなところが特に怖かったです。



(2021/11/28 読了)

 不幸に見舞われがちな主人公と、寝ると記憶を失ってしまう忘却探偵・掟上今日子の事件録。掟上今日子さんがひたすらかっこよくて魅力的でした。シリーズ物らしいので続きも読んでみたいです。



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※今回、エッセイなどは除いています。