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プレッシャーに打ち勝つ方法【心理学】

どうも、あおきです。医学部でコミュニケーション教育と心理学教育を行っている研究者兼心理カウンセラー兼大学教員です。

今日はプレッシャーに打ち勝つ方法を考えてみたいと思います。

プレッシャーがあるってことは、まずそのプレッシャーっていうものが一体何なのかっていうのを、ちょっと紐解いた方がいいんだろうなという風に思うんです。

大きく言うと、期待と自分の状態の見積もりのギャップがある状態ですよね。

例えば働くことへのプレッシャーの場合だと、お金もらってるんだから、これぐらいは働いて欲しいっていう会社からの期待だったりとか、あるいは自分の中で、これぐらいできないと生殖員としてはダメだ、みたいな感じの期待があって、そこと実際に自分が働けるかどうかってところにギャップがあって、そこが埋まらないからプレッシャーになっている、という感じなんだろうなと思います。

このギャップが埋まればできると思うんですけど、いくつかポイントがあると思います。

まず1つ目は、職場から「これぐらいできるだろう」という期待と、自分ができる範囲をすり合わせることが重要ですね。そもそも負荷がかかっている状態というのは、すでに無理をしている状態です。私はストレスなく働きたいと思っています。

だから、人から「これぐらいできるだろう」と思われることと、自分が「これぐらいだったらやってもいい」という範囲が一致しているか、あるいは期待値の方が低い状況で働きたいなと基本的に思っています。あまり「こいつできるな」と思われたくないんです。

そこのギャップが大きくなると、人が「この人いい人だな」と思ってくれたとしても、そうじゃない側面を見た時に「え、なんなのこの人?」ってなってしまうので、私には期待しないで欲しい、というのがまずあります。

どれぐらいのもんなのか、ちゃんとわかってもらうことが重要かなと思います。自分が思っているちょい上ぐらいのことであれば、まあできるのかなと思いますし、あまりに高すぎる水準で求められている時は、それはちょっと見合わないかなと思います。

自己効力感って言うんですかね。自分ができるよねって感覚は、実際に行動してみた後に判断するものだと思うんです。だから、過去にやってみてうまくいかなかったことであれば、もしかしたら今回もうまくいかないかもしれないですが、それには多くの要因が絡んでいて、自分だけのせいではない。環境的な要因や期待の要因、稼働時間の要因など、いろいろあります。

新しい環境であれば、ちょっとやってみることで、結果的にできたからプレッシャーが減った、みたいな方向に進むのが無難かなと思います。過剰に低く見積もってる場合もありますからね。仲の良い友達や周りの人に聞いて、「こういうこと求められてるんだけど、私にできるかな?」って聞いてみるといいのではないかなと思います。

病院にかかっている方であれば、医師の判断が客観的な基準になるかもしれないですね。外的な意見も取り入れて、自分一人で考えずに、誰かと話し合うことが大事だと思います。

私はあまり期待されるとしんどくなるので、期待されたくないという気持ちは常にあります。プレッシャーに感じますからね。だから、YouTubeとかでも期待値を下げて、それでも続けられる範囲でやろうと思っています。

元々、私なんて北海道の片田舎から来たヤンキーみたいなもんですから、まともな仕事っぽいことをしているだけです。だから、あまり私には期待しないでください。できる範囲でやりますけどね。

そんな感じです。プレッシャーに打ち勝つには、ある程度期待値を下げることが必要です。周りも、自分も。自分ができるかどうかは外的な判断を頼りにして、人に聞いて、そして「やってみたらできた」という経験がないと、プレッシャーに打ち勝てないと思います。期待値を下げて、人に聞いて、できると言われたらやってみて、結果的にプレッシャーに打ち勝つということなのかなと思います。

例えば、行動活性化のアプローチでも、やってみた結果を評価しようというのがあります。やらないことには、本当にできるかどうかがわからないので、試しにやってみて実際にその効果を確認する。行動実験と呼ばれますが、適正範囲内のことであれば、やってみるのがいいのかなと思いました。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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