漫画感想:『ハロー、イノセント』28話 / 酒井まゆ
『ハロー、イノセント』
りぼん2022年10月号。第28話。
ようやくゆきゆいが……よかったのうよかったのう
隆生に「何をされても泣かない」と言われていた結以が雪灯の姿を見たとたん涙を流したシーンと「助けに来てくれるって信じてた……」と涙するシーンで自分でも引くくらいガバ泣きしました。
漫画でこんなに泣いたの初めてかも。
結以はもう雪灯にしか感情が動かないのね。
雪灯のようやくの告白からの「やっと言えた……」はエモかった
第1話以来のブラック雪灯降臨。
隆生を追いつめる間に雪灯のバックボーンが少し明かされます。「誰かに守られる人生なんて10歳で終わったんだ」には胸が傷んだ……。
「困った時に泣きつける家族がいて」は本音でもあり隆生への皮肉でもあるんでしょうね。
ここで雪灯の家に母親の写真が飾られていない理由が間接的に判明。妹のためだったのか。
隆生はおそらくこれで退場でしょうが「治療費マンションに送っとけよ」と相変わらずなあたりこれからもそうやって親に頼って生きてくんでしょうね……。
いつだかライブハウスの店長が「隆生は悪魔ではないんだけど…」と言ってましたが今回の序盤で隆生がやったことは悪魔の所業だよ。りぼんとは思えないくらいエグいよ。
とにかくゆきゆいおめでとうな回でした。
問題は明日剣道で試合が控えてるのにナイフで切りつけられた雪灯の傷は大丈夫か!?