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電池を冷やしても長持ちしない/間違い雑学シリーズ02【アシモフの雑学トリビア・豆知識】


1. 牛は赤い色に興奮する

誤解の由来
闘牛でマタドールが赤い布(ムレータ)を使って牛を興奮させるシーンから、牛が赤い色に興奮すると信じられています。

実際の事実
牛は色覚が非常に弱く、特に赤と緑の区別ができません。彼らが興奮するのは布の色ではなく、その動きです。動くものに対して反応するため、ムレータの揺れやマタドールの動きに興奮して攻撃的になります。

2. 人の舌には特定の味を感じる部分がある

誤解の由来
舌には甘味、酸味、塩味、苦味、旨味のそれぞれを感じる特定の区域があるという「味覚地図」が一般的に信じられてきました。

実際の事実
味覚受容体は舌全体に分布しており、特定の味を感じる部分に明確な区域はありません。甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の全ての味は、舌全体で感じることができます。

3. 歯を失うと視力が低下する

誤解の由来
昔から「歯を失うと視力が低下する」と言われてきました。この考えは、口と目の神経が近接しているため、歯を失うことが視力に影響を与えると信じられていたからです。

実際の事実
歯の健康と視力の間に直接的な関連性はありません。歯を失うことが視力に影響を与えるという科学的な証拠は存在しません。ただし、全身の健康状態が視力や口腔衛生に影響を与える可能性はあります。

4. 金魚の記憶は3秒しか続かない

誤解の由来
金魚の記憶は非常に短く、3秒しか続かないという俗説があります。これにより、金魚がすぐに環境を忘れると信じられています。

実際の事実
金魚の記憶は実際には数ヶ月続くことが知られています。彼らは学習し、訓練に応じて行動を変えることができます。また、餌を与える時間や場所を覚える能力も持っています。

5. 電池を冷蔵庫に保管すると長持ちする

誤解の由来
一部の人々は、電池を冷蔵庫に保管することでその寿命を延ばせると信じています。これは、低温が化学反応を遅くするため、電池の消耗が遅くなるという理論に基づいています。

実際の事実
現代の電池は、常温で保管するのが最適です。冷蔵庫の湿度が高いため、電池が腐食しやすくなる可能性があります。したがって、電池を冷蔵庫に保管することは推奨されません。涼しく乾燥した場所で保管するのが最適です。


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