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碧巌録01/無能唱元:成功哲学講座より.まとめ【人生好転シリーズ17】
序章
『碧巌録』の紹介
『碧巌録』は、中国の禅僧、圜悟克勤が編纂した禅の公案集です。この書物は、禅の修行者が参究するための教典として広く知られています。
全100則からなる公案と、それに対する垂示、著語、評唱が収められており、禅の深遠な教えが込められています。『碧巌録』は、その難解さと深みから、禅の世界において特別な位置を占めており、『無門関』と並んで禅の重要なテキストとされています。
『碧巌録』との出会い
私が『碧巌録』と出会ったのは、偶然の出来事でした。昔、練馬区で下宿していた頃、そこの農家の土蔵で間宮英宗師の『碧巌録提唱』を見つけました。その時初めて読んだ『碧巌録提唱』が、私の禅への興味を引き起こすきっかけとなりました。それ以来、私は禅に魅了され、この『碧巌録』がなければ、今日の私の人間学に対する深い関心も生まれなかったでしょう。『碧巌録』との出会いは、私の人生において決定的な転機となったのです。
禅宗における『碧巌録』の重要性
『碧巌録』は、禅宗の教えを理解し、実践する上で非常に重要な役割を果たしています。禅の修行者にとって、この書物は公案を通じて自身の悟りを深めるための指針となります。公案は、一見すると謎めいた問いかけやエピソードですが、その背後には深遠な禅の教えが隠されています。これを理解し、体得することが、禅の修行における重要なステップとなります。また、『碧巌録』には、古の禅僧たちの知恵や哲学が詰め込まれており、現代の我々にとっても多くの示唆を与えてくれる存在です。その難解さゆえに、『碧巌録』を理解することは容易ではありませんが、その分だけ得られる悟りも深いものとなるでしょう。
『碧巌録』の重要性を認識し、その教えを深く探求することは、禅の修行者にとって欠かせないものです。この書物を通じて、禅の本質に迫り、自身の悟りを深めていくことが求められています。
第二章:『碧巌録』の背景
歴史的背景と著者
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