二河白道01/阿部信幾先生(2023/06/17)【仏教】
『二河白道』は親鸞聖人が書かれた『教行信証』に登場する。親鸞聖人の直筆の『教行信証』は一つしかなく、これは性信房に伝えられた坂東本である。現在、この坂東本が京都の国立博物館で親鸞聖人850年記念法要として展示されている。展示では正信偈の部分が開かれており、その部分が特に人気である。
『教行信証』は「教」(教え)、「行」(実践)、「信」(信心)、「証」(悟り)、「真仏土」(悟りの真実を表す仏と浄土)、「化身土」(方便として現実に働く世界)の六巻から成り立つ。正式名称は『顕浄土