人生は長い。マジで30年くらいにしてくれ。

人生100年時代。

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2007年以降に生まれた子どもの多くは100年以上生きるらしい。
医療技術や健康法の確立、手厚い社会保障によって今日、日本で野垂れ死ぬことはまず、ない。適切な手続きを踏めば生活保護がある。医療費も高額医療費制度を使えば破産せずに済む。

ようは、100年生きることも難しくないということだ。

素晴らしいことだ。
不治の病は減ってきているし、長く健康なおじいちゃんも増えた。薬ができるスピードも早い。救急車もすぐにくるし、税金によって安くいい治療が受けられる。

食べ物は安い、美味しいし、治安もいい。学校教育も整備され、識字率は以上に高い。

ざっくりまとめると、恵まれている。

これは先人が頑張って頑張って作り上げた今日である。

それでも思う。人生長すぎる。
先日「暇と退屈の倫理学」という本を読んだ。

人生、長い。
暇だ。退屈だ。長い。家事も時短でできる。仕事もどこでもできる。スマホでなんでもできる。便利だ。それゆえ、大量の時間が生まれる。これがしんどい。

長い。個人的には30年くらいでいいと思っている。

時々、「ながっ」と呟いてしまう。
やることがないわけではない。卒業論文も、仕事もある。でもなんだか暇だ。これはハイデガー的には「暇の第二形式」と呼ばれるものだろうか。

暇だ。長い。人生長すぎる。100年生きるとしたら残り大体80年。マジか。長い。

時々、虚無感に襲われる。死にたいと思う。いや、強烈に思うわけではない。「今、家が崩れて死んでもいいかな」なレベルだ。もういいかな。と思っている。最近その時間が増えた。

もちろん楽しいこともあるが、どうせ死ぬからなあ、と考えるとなんか虚しい。捻くれてきた。拗らせた。

ニーチェのニヒリズムにすがって今日も、かろうじて生きている。

ただ、長いからマジで30年くらいでいい。これなんとなく伝わってほしい。

生活費になります。食費。育ち盛りゆえ。。