#05【ラリーカー模型 製作の引き出し】インカム・ヘッドセット
先日までハセガワのトヨタカローラWRCを製作していましたが、このキットには、インカム(インターカム、intercom)・ヘッドセットのパーツが付属しています。
これがパーツ化されているだけでも素晴らしいのですが、今回はマイクとコードを追加してみました。
マイクは1㎜プラ棒のスライスと0.2㎜銅線で。
コードは過去記事 #01とおなじ要領で、0.2㎜銅線を巻いて作りました。
左右のハウジングを繋ぐヘッドバンドには、エッチングパーツがキットに付属しています。今回は塗装前に接着しました。これは、接着のしやすさ、強度、塗装後の汚れを考慮したものです。
インカムの置き場については、以下が確認できました。
・ルームミラー(車内フロント中央上部)に懸ける。キットの組説もこの指示
・シートの肩に懸ける
・シートの上に無造作に置く
・ステアリングホイールに懸ける。実車写真では確認できていないが、模型誌の作例にあった
インカムの形状は、1998年当時ですが、現在のものとあまり変わりませんね。リアタイで読んでいた雑誌から、ペルター製だと確認できます。
ルームミラーへの接着については、今回は、ドアを片方開けて作ったため、後から入れることができました。ヘッドバンドの裏にトンボのピットマルチ2を着け、乾燥させてから接着。これ、両面テープみたいな粘着で使い勝手がいいし、周りにはみ出て大惨事、てなことにならないので便利ですね。
インカムはラリーカーらしいインテリアの一つであり、窓越しから映えます。ハセガワのカローラ以外のキットに付嘱しているものを知りませんが、凄くいいアイデアですね。
さらによい再現方法がありましたら教えてください!
了
参考資料
『ラリーエクスプレス』1998 Vol.3(サファリ)、山海堂、1998年
『ラリーコルセ ‘98年世界ラリー選手権全記録』飯島俊行責任監修、リイド社、1999年
『オートモデリング』Vol.17 1998年WRCモデリング、モデルアート1999年4月号臨時増刊、1999年