【キャリア×映画感想】〜キャリアステージ〜エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
キャリアとは、職業キャリアだけでなく人の生き方そのものを指す。
どんな映画からもキャリアの考え方を見出し
エンドロールのうちにキャリアに紐づけた感想を語る実験的note。
キャリア✕映画感想。
今回は主役級の俳優がわんさか集まってドンパチやる超絶アクション
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014)
敵も味方もみんな主役級の出演者。
俺のドリームチーム、いや映画界のドリームチーム。素晴らしい。
きっとシルベスタ・スタローンだから集められたってのもあるかもね。
素晴らしい映画だし出演者も皆素晴らしい演技だったけれど、
歳には敵わないのだろう。
みんなお爺さんになっている感は否めない。
どうしたって身体は動かなくなっていく。
シルベスタ・スタローンもシュワルツネッガーも足が悪そうだ。
飛んだり蹴ったり走ったりのシーンも、往年のそれとはやっぱり違う。
みんなそうだ。ハリソンフォードは完全にお爺ちゃんだ。
それでもかっこいい。それは素晴らしい。
どこまでも右肩上がりじゃない。頭も体も衰えていく。
それにどう向き合うのか、そこが大事なことだ。
俺だってポストキャリアを考えるにはまだ早い歳だが
9歳の息子の記憶力にはもう敵わない。
どんなに最新技術を追いかけてもデジタルネイティブな若者には敵わないところがあって、自分の理解がついていけていない世界があることを認識している。
しかし一方で、経験しなければわからないこともあるし
「これまで生きてきた」ということへの自信、
これは40代になってわかってきた。20代は考えたこともなかったけれど。
往年のエクスペンダブルズのこれまでの仲間たちには
「今日まで死ななかった」という自信と落ち着きがあった。
そして同時に「死ぬかもしれない」という冷静さがあった。
新たに加わった若者たちは、まだその域には達していない。
でも、「勢い」と「死なない」という根拠のない自信があった。
そうやって世代交代が進んでいく。
キャリアステージでは、探索期・確立期・キャリア中期・キャリア後期・
そして下降期の5段階があると言われている。
概ね、20代、30代、40代、50代、60代くらいのイメージ。
期待される役割も違う。心情も違う。身体も違う。
「これまで生きてきたぜ」の自信が持てるようになるために、
20代30代は必死に戦うステージがあって
「いつか死ぬんだぜ」を受け入れていくためのステージが
後半のキャリアにあるんだろうね。
死も意識しながら、今をどう生きるかということだな。
良い映画だった。最高。シリーズ全部見てる。
また忘れた頃に見よう。
さよなら、またね、さようなら。