タワマンの清掃バイトに行ったら、地下室で身長ぐらいのゴミの山と恐ろしい☓☓がいた話
こんにちは!画家のあおいうにです。バイトをしながら日々絵を描いています。
早速ですが、今日のバイトの話をしましょう!
案件の紹介文はこうでした。
「港区。眺めがいい憧れのタワマンで清掃作業!マスクは個人の自由です」
それを見たとき、「トイレとか廊下とか共有部分の掃除かな?楽そうでいいな……。」と思い、すぐに申し込みました。
それは大きな間違いだったと知らずに。
当日はまず、某スーパーで係の人と他のバイトの人と待ち合わせでした。
そこからタワマンへ。
タワマンはすごくでかかったです!噴水付きの公園があり、受付もきれいなお姉さんがいて、エントランスは広く、アート風のオブジェがありました。
係の人「じゃあ、キミ達が作業するのはここです。」
地下2階に連れて行かれました……。なんか嫌な予感。
まず入った途端、強烈な悪臭に襲われました。
(これ、マスクないと鼻がもげるのでは……。何がマスクは個人の自由です、だよ!必須と書いとけ!)
そして、大量の☓☓。家のキッチンに一匹いるだけで恐ろしいアレがわさわさいるではないか……。
(これだけで、泣いて帰っちゃう女の子いそう……。)
この量の☓☓は退治しても退治しても仕方ないため、☓☓ジェットや☓☓キャップなどはもちろんありません。
奥にはなんと、私の身長ぐらいの高さまで積まれてあるゴミの山!
「キミ達にやってもらうのは、このゴミの仕分けです。」
ここから、8時間の長い戦いが始まったのでした。
最初の数時間は、「お金もらっているし、仕事だから」と頑張って意識高めにテキパキ動いていました。
しかし、私が速く動けば動くほど彼らも速くカサカサするのです……。
オリコン(ゴミとか入れる、折りたたみ式の箱)を一つ空にすると必ず奥に奴らこんにちはするし、オリコンをどかすとワチャーって出てきます。
「えいっ!」ってオリコンの山をガンガン蹴ったら、100匹ぐらいの群れが出てきました。(思い出してオエッ)
私は泣きそうになりましたが、なんとか耐えました。
埒が明かないので、「よし、オリコンのうわずみだけをすくって深淵には手を出さない方針でいこう。意識低めに、保身に走ろう。」という風に考えを改めました。
基本的に、カン(スチール・アルミ)・ビン・ペットボトル(キャップ外す)の分類分けでした。
わりと多くの違うゴミが入っています。
一番多いのは、袋。二番目にスプレー缶。三番目にプラ容器。
それらを無心になって仕分けしていました。
☓☓が発生するたびに一時停止していたのですが、そのうち、体を☓☓が張っても気にならない境地に至りました。
地下も何箇所か周るのですが、
「☓☓が糞ほどに多いけど丁寧に分別されてるゴミ山」
と
「☓☓は少ないけど分別が糞ほどに適当なゴミ山」がありました。
地下1と2の違いなのかもしれませんが。これは謎でした。どっちも同じぐらい手間かかって嫌でした。
☓☓の話ばかりですが、匂いも結構きつかったです。
とくに洗ってないシーチキンの缶とか、何故か混ざっているカップ麺のカップとか。
ペットボトルはほぼジュースかお茶で、缶はほぼお酒です。
それらの匂いが混ざり合い、甘いような酸っぱいような苦いような……鼻がツンとするような異臭を放っていました。
そんなこんなで「☓☓は何故恐ろしいのか。共存できないのか。根底から見つめ直す必要がある。」とか考えてるうちに8時間終了。
日給は8200円です。(休憩1時間半、実働6時間半)
最後にみなさんにお願いなのですが、普段からビン・カン・ペットボトルの分別をしてほしいです。頼むから。
あと、洗って捨てろとまでは言わないけど、残った飲料は捨てるか、全部飲んでください。
カンカンはなるべく洗ってください。特にトマト!軍手を一つダメにしました。
あと、袋にまとめて捨てられると内側にベタベタ飲料がつくし、袋を捨てる手間がかかります。袋に入ったゴミをこじ開けるの精神的にとてもコスト……。
私もゴミはきちんと分別しようと思いました。
必ずそれを最後に分別する人がいるので!
では、今日もお疲れ様でした。
タワマンも地下ゴミ置き場は恐ろしいことになってるよ!という話でした。
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